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肺胞蛋白症の疫学データ2023(日本の難病データベース)
肺胞蛋白症はサーファクタントの生成又は分解過程障害により、肺胞腔内にサーファクタント由来物質である好酸性の顆粒状の蛋白様物質が異常に貯留する疾患であり、日本の指定難病に登録されています。今回、この肺胞蛋白症の日本の疫学データが報告されま... -
CO2貯留を伴うCOPDに対するHFNC
二酸化炭素が貯留したCOPD患者に対する高流量鼻カニュラ酸素療法の有効性が明らかとなった研究で、日本からの2022年に報告されたとても重要な論文です。 Nagata K, Horie T, Chohnabayashi N, Jinta T, Tsugitomi R, Shiraki A, et al. Home High-Flow Nas... -
強皮症に伴う間質性肺炎の進展リスク:KL-6>1273U/ml
間質性肺炎の検査項目の一つにKL-6があります。この有用性について様々な報告がありますが、全身性強皮症でも有用な検査である可能性が指摘されています。 Kuwana M, et al. Elevated Serum Krebs von den Lungen-6 in Early Disease Predicts Subsequent ... -
PF-ILDの有病率(米国の保険データ)
進行性線維化を有する間質性肺炎の有病率には様々な報告がありますが、米国から保険データベースを用いた有病率が報告されました。 Singer D, Bengtson LGS, Conoscenti CS, Laouri M, Shetty SS, Anderson AJ, et al. Claims-based Prevalence of Disea... -
IPFの新たな予後予測モデル:DO-GAP
特発性肺線維症(IPF)の予後予測モデルにGAPモデルがありますが、今回このGAPモデルに6分間歩行試験の歩行距離と労作時低酸素血症を加えた改訂版GAPモデルが報告されました。 Chandel A, Pastre J, Valery S, King CS, Nathan SD. Derivation and valid... -
在宅酸素療法の副作用とQOL(スウェーデン)
病院外での酸素療法は、日本ではよくHOT(在宅酸素療法)といいますが、海外では長期間行うことが重要と考えられており、LTOT(Long-term oxygen therapy)と表現されます。 今回スウェーデンから、このLTOTの副作用、生活習慣、QOLに関する重要な最新の知... -
ネーザルハイフローでのCO2低下
2022年3月にCOPDに対する「在宅ハイフローセラピー」が新たに保険収載され話題となっています。ネーザルハイフローに関してはこちらの記事もご覧ください ネーザルハイフローの陽圧 ネーザルハイフローに期待する効果 ネーザルハイフローの流量が30L/min... -
ネーザルハイフローの陽圧
2022年3月にCOPDに対する「在宅ハイフローセラピー」が新たに保険収載され話題となっています。ネーザルハイフローに関してはこちらの記事もご覧ください ネーザルハイフローに期待する効果 ネーザルハイフローの流量が30L/min以上なのはなぜか? 鼻腔から... -
【問題】在宅酸素療法:オキシマイザー時の注意
今日は新たな取り組みとして、架空のケースから問題提示したいと思います。 ケースプレゼンテーション 70歳の男性。特発性肺線維症の診断で抗線維化薬を使用中。安静時の低酸素があり、今回はじめて在宅酸素療法を導入した。 在宅酸素の流量は、オキ... -
必見!なぜ鼻カヌラ1Lだと酸素濃度は24%なのか?
酸素の吸入を行う際、実際に体内に入る酸素濃度がどの程度か計算できます。 多くの方は、鼻カヌラ1Lだと24%、2Lだと28%と、「1L上げるごとに4%ずつ増える」と覚えているのではないでしょうか。 それはとても重要です。しかしこれを覚えているだけでは...