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抗ARS抗体陽性間質性肺炎の再発リスク:肥満(Respir Med. 2022.)
論文のタイトル: Influence of obesity in interstitial lung disease associated with anti-aminoacyl-tRNA synthetase antibodies著者: Koichi Yamaguchi, et al出版年: 2022ジャーナル: Respiratory MedicinePMID: 35091206 抗ARS抗体は皮膚筋炎の重要... -
ガイドライン、重症度分類、診断基準の覚え書き
ここでは間質性肺炎で使用する各種ガイドラインや重症度分類、診断基準などを、覚え書きとしてまとめています。 覚えるには大変だけど、困ったらここを開けば一目でわかるようなページを目指します。 【質問票】 修正MRC息切れスケール質問票(mMRC) Gr0... -
【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?
この記事では、間質性肺炎についての基本的な情報をまとめまています。 とても難しい病気ではありますが、なるべくわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。ちょっと長いですが、下のもくじから少しずつご覧いただけましたら嬉しく思います。 【間... -
抗ARS抗体の種類毎の初発臓器と最終観察時点の症状発現臓器
抗ARS抗体は現在8種類が発見されていますが、その抗体毎で症状の発現好発部位は異なります。2019年にアメリカとヨーロッパの抗ARS抗体症候群ネットワーク(AENEAS)から、抗ARS抗体の種類によって症状の発現が異なることが報告されました。 Cavagna L, Tra... -
抗ARS抗体毎の肺病理所見の特徴(2022年)
抗ARS抗体は間質性肺炎の原因を検索するうえで非常に重要な自己抗体です。現在8種類の抗ARS抗体が見つかっていますが、その抗体毎の肺病理所見を検討した最新の研究が報告されています。 Flashner BM, et al. Pulmonary histopathology of interstitial lu... -
皮膚筋炎/多発性筋炎に伴う間質性肺炎の予後予測モデル
日本最大の皮膚筋炎/多発性筋炎コホート、JAMIコホートの研究結果が報告されました。 今回このJAMIコホートから、皮膚筋炎/多発性筋炎に伴う間質性肺疾患の予後予測のスコアリングモデル(MCKモデル)が報告されました。 Gono T, et al. Risk Prediction... -
IPAFとは?膠原病的な特徴を有する間質性肺炎
間質性肺炎の精査を行う際に、例えば抗CCP抗体だけが陽性の方がいます。抗CCP抗体は関節リウマチの方で陽性になる血液検査の項目ですが、関節の炎症や骨破壊などがなく、関節リウマチの分類基準は満たさない。 このように、膠原病の分類基準は満たさないが... -
抗ARS抗体陽性の間質性肺炎は、カルシニューリン阻害薬の中止後の再燃に注意
昨日の記事で「抗ARS抗体陽性の間質性肺炎では、ほとんどの症例で初期治療へは反応を示すが、経過で約60%が再燃を経験した。KL-6は疾患挙動を反映するバイオマーカーとして有用な可能性があり、特に最良値から2倍以上の上昇を認める場合には再燃に注意する... -
抗ARS抗体陽性の間質性肺炎では再燃が多く、KL-6のモニタリングが重要である
KL-6は日本の間質性肺炎の診療でよく行われる検査の一つです。KL-6に関する概要はこちらの記事からご覧ください。 筋炎の自己抗体の一つに抗ARS抗体がありますが、抗ARS抗体陽性例では長期的な再燃を繰り返すことが臨床的な大きな問題となります。 この抗A... -
【保存版】間質性肺炎で調べる血液検査:KL-6
間質性肺炎の血液検査のうち、日本ではKL-6(Krebs von den Lungen-6)が普及しています。 もともとは肺癌細胞に反応する抗体の一つとして抗KL-6抗体が作製されました。 その抗体が検出するKL-6が、実は健常人よりも間質性肺炎患者において異常高値を示す...
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