間質性肺炎全般– category –
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TBLCで採取した膠原病ILDの病理組織パターンとリンパ球凝集(Histopathology. 2024)
膠原病に伴う間質性肺疾患の肺病理所見はあまりわかっていませんが、凍結肺生検(クライオバイオプシー)が登場してから低侵襲で肺組織を採取できるようになりました。今回はこの膠原病に伴う間質性肺疾患とIPF、過敏性肺炎の病理学的特徴を比較した研究結... -
NerandomilastがIPFに対する第3相臨床試験で主要評価項目を達成(プレスリリース)
間質性肺炎の重要な疾患の一つに特発性肺線維症(IPF)があります。現在、特発性肺線維症(IPF)に対してピルフェニドンとニンテダニブの2種類が治療薬として使用できますが、まだ疾患進行を抑制する効果しかありません。 ★特発性肺線維症(IPF)に関する... -
PPFEのレビュー(J Clin Med Res 2024.)
2024年度から特発性間質性肺疾患の難病制度が改訂となりました。 ★難病制度の改定に関しては、詳しくは以下の記事をご覧ください。 今回の改定で重要な点の一つとして、特発性胸膜肺実質線維弾性症(特発性上葉優位型肺線維症、iPPFE)が新たに認定が可能... -
【まとめ】6分間歩行試験と間質性肺炎
6分間歩行試験は、間質性肺炎でも特に重要な検査の一つです。 6分間歩行試験とは、文字通り6分間歩いていただき、その歩行距離と酸素の状態を調べる検査です。患者さんには6分間にできるだけ長い距離を歩いていただきます。30mぐらいの平坦な道で検査を行... -
過敏性肺炎とIPFの画像的な鑑別(Respir Investig. 2024)
過敏性肺炎と特発性肺線維症の鑑別は非常に難しいですが、画像的な特徴で両者を鑑別しうるスコアリングモデルが提唱されました。 ①牽引性気管支拡張を伴うすりガラス影②上肺葉の気管支血管側周囲の陰影③肺野陰影のランダム分布 これら3つのCT特徴が過敏性... -
2024年「肺の日・呼吸の日」のご案内
愛知県で「肺の日・呼吸の日」として間質性肺炎に関する市民公開講座が開催されます(主催:日本呼吸器学会東海支部)。 間質性肺炎やCOPD、リハビリ、肺移植、そしてワクチンについてなど大変充実した内容です。 事前参加登録が必要となりますので、ぜひ... -
高齢者に対するニンテダニブの使用に関する注意
特発性肺線維症、進行性の間質性肺炎、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患の治療薬の一つにニンテダニブ(商品名:オフェブ)がありますが、実は高齢者に関しての副作用のデータは不足しています。 ニンテダニブに関しては以下の記事もご覧ください。 一般的... -
間質性肺炎と家族歴
間質性肺炎において、「間質性肺炎の家族歴がある」というのは非常に重要な情報です。家族歴がある間質性肺炎の場合、画像的な特徴があったり、予後が不良であったり、一つの重要な要素と考えられています。 このページでは間質性肺炎の家族歴に関して、既... -
IPFに対する長期的なリハビリ効果(Thorax. 出版年: 2023)
論文のタイトル: Long-term effect of pulmonary rehabilitation in idiopathic pulmonary fibrosis: a randomised controlled trial著者: Kensuke Kataoka, et al出版年: 2023ジャーナル: ThoraxPMID: 37012071 日本からリハビリに関するRCTが報告されま... -
間質性肺炎の咳重症度と予後(Am J Respir Crit Care Med. 2024)
論文のタイトル: Epidemiology and Prognostic Significance of Cough in Fibrotic Interstitial Lung Disease著者: Yet H Khor, et al出版年: 2024ジャーナル: Am J Respir Crit Care MedPMID: 38536110 特発性肺線維症は咳症状が強いこと、間質性肺炎に...