急性増悪– tag –
-
経気管支肺凍結生検(COLDICE試験)
気管支鏡での肺生検は昔から行われていますが、採取できる組織の大きさが問題でした。最近ではより大きな組織が採取可能なクライオバイオプシー(TBLC、経気管支肺凍結生検)が行われるようになり、少しずつその有用性と限界が明らかとなっています。このT... -
胸部X線写真から間質性肺炎を検出する深層学習アルゴリズム(2022年)
肺の慢性的な線維化疾患を早期に発見するための、人工知能の一種である深層学習アルゴリズムの開発と評価について述べた研究が報告されました。 Nishikiori H, Kuronuma K, Hirota K, Yama N, Suzuki T, Onodera M, Onodera K, Ikeda K, Mori Y, Asai Y, e... -
IPAFかつ病理UIPに対する免疫抑制治療(2023Japan)
自己免疫学的な特徴を有する間質性肺炎(IPAF)は、膠原病に伴う間質性肺疾患を考えるうえで大変重要な概念ですが、実はその基準には通常型間質性肺炎(UIP)パターンは含まれていません。 ★IPAFに関してはこちらの記事もご覧ください。 今回、IPAFがあり... -
気胸、間質性肺炎の合併症
間質性肺炎の合併症には、肺が破れて空気が漏れてしまう気胸という合併症があります。以下に気胸に関する一般的な知見をまとめています。 【気胸】 気胸とはどのような合併症か 気胸とは肺が破れて空気が胸の中(胸腔)に漏れてしまう病気です。 肺は多く... -
急性増悪、間質性肺炎の合併症
間質性肺炎の合併症の中でも特に注意しなければならないのは急性増悪です。1か月以内の経過で急激に息切れや咳が悪化するとても怖い合併症です。以下に急性増悪に関する一般的な知見をまとめています。 【急性増悪】 序章 急性増悪:間質性肺炎の重要な合... -
おすすめ書籍一覧
ここでは、おすすめの書籍をまとめて掲載しています。 どの書籍も良書ですので、気になったらぜひ読んでみてください。 【間質性肺炎の臨床、画像、病理】 みんなの呼吸器 Respica2022年4号 (20巻4号)posted with ヨメレバ メディカ出版 2022年07月11日頃 ... -
【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?
この記事では、間質性肺炎についての基本的な情報をまとめまています。 とても難しい病気ではありますが、なるべくわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。ちょっと長いですが、下のもくじから少しずつご覧いただけましたら嬉しく思います。 【間... -
膠原病に伴う間質性肺炎の急性増悪の発症率(2022年 日本)
関節リウマチや全身性強皮症などいわるゆ膠原病、全身性自己免疫疾患では間質性肺炎が合併することが報告されています。今回は間質性肺炎の重要な合併症である急性増悪に関する日本からの報告です。 Enomoto N, et al. Frequency, proportion of PF-ILD, a... -
急性増悪中の肺移植(2022年米国)
間質性疾患の患者さんに肺移植は条件を満たす場合には治療選択の一つとなりえます。しかし、今回、米国からなんと急性増悪中の肺移植に関する研究が報告されました。なんと肺移植までの待機期間は10日間。まだ日本では難しい領域です。 Chizinga M, et al.... -
IPFの呼吸リハビリ、1日3回の運動で肺機能の維持
間質性肺炎のリハビリテーションに関してはエビデンスは限られています。中国から呼吸の運動を1日3回行うことで、肺機能の維持やQOLの向上に効果的であったとする研究が報告されました。Shen L, et al. New pulmonary rehabilitation exercise for pulmona...