過敏性肺炎– tag –
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間質性肺炎と肥満細胞(Histopathology 2012)
間質性肺炎の病態における肥満細胞の役割は大変興味深いものがありますが、2012年に報告された論文を紹介します。特発性肺線維症(IPF)の肺では肥満細胞の密度が高い可能性が示唆されています。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22394225/ 論文のタイトル... -
農夫肺の画像的特徴(2000年ERJ)
農夫肺の画像的特徴を解析した重要な研究が2000年に報告されています。Cormier Y, Brown M, Worthy S, Racine G, Müller NL. High-resolution computed tomographic characteristics in acute farmer’s lung and in its follow-up. Eur Respir J 2000;16:5... -
間質性肺炎におけるクライオバイオプシーの診断感度
間質性肺炎で重要な検査の一つに気管支鏡検査がありますが、最近ではクライオバイオプシーという肺を凍結させて生検する方法が用いられています。 今回、日本の施設からこのクライオバイオプシーを用いた病理診断に関する研究結果が報告されました。 Zaize... -
ガイドライン、重症度分類、診断基準の覚え書き
ここでは間質性肺炎で使用する各種ガイドラインや重症度分類、診断基準などを、覚え書きとしてまとめています。 覚えるには大変だけど、困ったらここを開けば一目でわかるようなページを目指します。 【質問票】 修正MRC息切れスケール質問票(mMRC) Gr0... -
【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?
この記事では、間質性肺炎についての基本的な情報をまとめまています。 とても難しい病気ではありますが、なるべくわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。ちょっと長いですが、下のもくじから少しずつご覧いただけましたら嬉しく思います。 【間... -
抗原をみつけ回避することが重要:線維性過敏性肺炎
過敏性肺炎は何らかの抗原を反復吸入することで起こるⅢ型、Ⅳ型アレルギー反応が原因と考えられています。 過敏性肺炎の治療では、その抗原からの回避がとても大切であり、様々な抗原の有無を調べるため、多くのお話を伺います。 2013年には、142例の過敏性... -
過敏性肺炎の標準化された質問票
過敏性肺炎では「いかに抗原曝露の病歴を患者さんから聴取するか」がとても重要です。しかし、これまで標準化された問診表はありませんでした。 今回、オーストラリアのグループから過敏性肺炎の質問票に関する研究が報告されました。Barnes H, et al. Cli... -
PPFの基準に関する検証研究(2022年)
特発性肺線維症(IPF)は進行性の経過をたどる予後不良な間質性肺疾患ですが、他の間質性肺疾患でも特発性肺線維症と同様に悪化する一群が報告されています。 2022年のガイドラインではこれら一群をPPF(progressive pulmonary fibrosis)と考えることが提... -
hexagonal patternが重要、過敏性肺炎と特発性肺線維症の鑑別
過敏性肺炎と特発性肺線維症の鑑別は非常に難解ですが、CT所見の一つであるhexagonal patternが両者鑑別に有用であることが報告されました。 Okabayashi H, Fukuda T, Iwasawa T, Oda T, Kitamura H, Baba T, et al. The new useful high-resolution compu... -
過敏性肺炎の自己抗体と遺伝的背景
過敏性肺炎の患者では膠原病の自己抗体を有することが報告されていますが、さらに遺伝的背景との関連を検討した重要な研究が報告されました。 Buendía-Roldán I, Santiago-Ruiz L, Pérez-Rubio G, Mejía M, Rojas-Serrano J, Ambrocio-Ortiz E, et al. A m...