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抗MDA5抗体陽性の発症:水辺、10月~3月が要注意
筋炎関連の間質性肺疾患に関して、特に抗MDA5抗体陽性例では季節性の発症や地理的な因子の影響が懸念されています。今回、その点に着目した論文が日本から報告されました。 Nishina N, Sato S, Masui K, Gono T, Kuwana M. Seasonal and residential clust... -
急性経過のMDA5陽性筋炎に対する肺病理DADの証明
筋炎関連の間質性肺炎は、その筋炎特異的自己抗体に応じた病態を考えることが重要ですが、抗MDA5抗体は急性の経過をたどり、極めて予後不良な一群であることがわかっています。 急速進行性の間質性肺炎を伴う抗MDA5抗体陽性筋炎患者に対して、クライオバイ... -
筋炎関連ILD:胸部CTと自己抗体を用いたクラスター解析
特発性炎症性筋疾患の重要な合併症に間質性肺炎がありますが、フランスからの報告で、胸部CT所見により患者が大きく分類され、さらに筋炎特異的自己抗体との関連が明らかとなりました。 Laporte A, et al. Idiopathic inflammatory myopathies: CT charact... -
MDA5陽性間質性肺疾患の画像所見の特徴
抗MDA5抗体は筋炎に関連した特異的な自己抗体です。臨床的にはとても重要な抗体ですが、その間質性肺疾患の画像所見をまとめた研究が日本から報告されています。 Waseda Y, Johkoh T, Prosch H, Nemec S, Saeki K, Watanabe S, et al. Chest computed to... -
皮膚筋炎/多発性筋炎に伴う間質性肺炎の予後予測モデル
日本最大の皮膚筋炎/多発性筋炎コホート、JAMIコホートの研究結果が報告されました。 今回このJAMIコホートから、皮膚筋炎/多発性筋炎に伴う間質性肺疾患の予後予測のスコアリングモデル(MCKモデル)が報告されました。 Gono T, et al. Risk Prediction... -
IPAFとは?膠原病的な特徴を有する間質性肺炎
間質性肺炎の精査を行う際に、例えば抗CCP抗体だけが陽性の方がいます。抗CCP抗体は関節リウマチの方で陽性になる血液検査の項目ですが、関節の炎症や骨破壊などがなく、関節リウマチの分類基準は満たさない。 このように、膠原病の分類基準は満たさないが... -
皮膚筋炎/多発性筋炎の死亡原因は?
特発性肺線維症以外の間質性肺炎においても、進行性に線維化が悪化するフェノタイプが存在することは解説させていただきました。これらはPF-ILDとして知られ、現在の間質性肺炎の診療のトピックスの一つです。 (PF-ILDに関してはこちらの記事をご覧くださ... -
自己抗体の測定結果には注意が必要
間質性肺炎の原因の一つに膠原病がありますが、肺以外の症状がない場合もあり、スクリーニングとして膠原病に伴う自己抗体を測定します。 しかし、どの測定法で行うかがとても重要であり、検査によっては偽陽性、偽陰性の問題があります。今回はその検査に...
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