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IPAFかつ病理UIPに対する免疫抑制治療(2023Japan)
自己免疫学的な特徴を有する間質性肺炎(IPAF)は、膠原病に伴う間質性肺疾患を考えるうえで大変重要な概念ですが、実はその基準には通常型間質性肺炎(UIP)パターンは含まれていません。 ★IPAFに関してはこちらの記事もご覧ください。 今回、IPAFがあり... -
間質性肺疾患における機械学習を用いた画像AI(2023総説)
間質性肺疾患の世界でも、放射線科の先生方の画像診断は大変重要です。さらに、近年では、機械学習を用いた画像解析AIの開発が進んでいます。 現在、間質性肺疾患では、疾患の早期発見、ベースラインデータを用いた正確な予後予測、治療反応性を正確かつ的... -
COPD増悪のフレイル評価(HFRS vs CFS)
フレイルは呼吸器領域でも重要な問題です。今回、COPD増悪で入院した患者さんを対象にICD-10または臨床的なフレイルスケールを評価した研究結果が報告されました。 Chin M, Kendzerska T, Inoue J, Aw M, Mardiros L, Pease C, Andrew MK, Pakhale S, Fors... -
肺組織パターン:AFOP(2002年の報告)
重要な肺組織パターンであるAFOP(acute fibrinous and organizing pneumonia)に関する2002年の報告です。 Beasley MB, Franks TJ, Galvin JR, Gochuico B, Travis WD. Acute fibrinous and organizing pneumonia: a histological pattern of lung injury... -
関節リウマチの気道病変(1998年の報告)
関節リウマチ患者において、肺病変は大きく間質性肺疾患と気道病変に分類されます。1998年の報告ですが、関節リウマチ患者の気道病変を肺機能検査と胸部CT検査で評価した研究結果が報告されています。 Perez T, Remy-Jardin M, Cortet B. Airways involvem... -
PPF: an expert group consensus statement(2022ERJ)
間質性肺炎では、治療にも関わらず線維化が進行していく一群が存在し、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)やPPFとして知られています。 今回、このPPFに関して大変重要なreviewがEur Respir Jから報告されました。 Rajan SK, Cottin V, Dhar R, Dan... -
乾癬に伴う間質性肺炎の肺病理所見
乾癬に関連する間質性肺炎の病理学的な特徴をまとめた研究が報告されました。 Butt YM, Smith ML, Tazelaar HD, Roden AC, Mengoli MC, Larsen BT. Surgical Pathology of Diffuse Parenchymal Lung Disease in Patients With Psoriasis or Psoriatic Arth... -
生物学的製剤使用中の乾癬と間質性肺炎の合併率
生物学的製剤を使用下乾癬患者の間質性肺炎合併頻度が明らかとなりました。 Kawamoto H, Hara H, Minagawa S, Numata T, Araya J, Kaneko Y, Umezawa Y, Asahina A, Nakagawa H, Kuwano K. Interstitial Pneumonia in Psoriasis. Mayo Clin Proc Innov Qua... -
メソトレキセート関連の肺障害のリンパ球動態(2006年)
関節リウマチの治療中に新たな肺の影が出現することは経験します。 その際の鑑別疾患としては、細菌性肺炎やウイルス性肺炎、間質性肺炎など多岐にわたりますが、特に、関節リウマチで重要な治療薬であるメソトレキセートを使用している場合、肺の影がメソ... -
日本人のニンテダニブ市販後調査(中間解析結果)
日本人を対象としたニンテダニブ(商品名:オフェブ)の市販後調査の中間解析結果が報告されました。 Ogura T, et al. Real-World Safety and Tolerability of Nintedanib in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Interim Report of a Post-Mark...