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特発性肺線維症(IPF)の重症度分類(2017改定案)
特発性肺線維症(IPF)の重症度分類は、 安静時の動脈血液ガス検査の酸素濃度(安静時動脈血酸素分圧) 6分間歩行試験時の酸素濃度(SpO2) でⅠからⅣの4段階で定められています。 この重症度分類では、安静時の動脈血液ガス検査の酸素濃度がよい場合、6分... -
特発性肺線維症:重症度別の予後(北海道スタディ)
特発性肺線維症(IPF)の重症度分類は、 安静時の動脈血液ガス検査の酸素濃度(安静時動脈血酸素分圧) 6分間歩行試験時の酸素濃度(SpO2) でⅠからⅣの4段階で定められています。 これら重症度別の予後を検討した研究が2015年に報告されています。 2003年... -
SLSⅢ:強皮症に伴う間質性肺炎に対するピルフェニドン追加投与の治療効果の比較検討
全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対する有名なランダム化比較試験に、Scleroderma Lung Study(SLS)があります。 Scleroderma Lung Study Ⅰ(SLSⅠ)は 経口エンドキサン投与12か月投与群 vs プラセボ投与群 のランダム化比較試験、 Scleroderma Lung ... -
SLSⅡ:強皮症に伴う間質性肺炎に対するミコフェノール酸モフェチルと経口エンドキサンの比較
全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対する有名なランダム化比較試験に、 Scleroderma Lung Study(SLS)があります。 Scleroderma Lung Study Ⅰ(SLSⅠ)の概要です▼ P:全身性強皮症に伴う間質性肺炎の患者 I:経口エンドキサン(最大2mg/kg/day)を12か月間... -
SLSⅠ:強皮症に伴う間質性肺炎に対する経口エンドキサン投与の有効性
全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対する有名なランダム化比較試験に、 Scleroderma Lung Study(SLS)があります。 2021年9月現在、Scleroderma Lung Study Ⅲの結果を待っていますが、2006年にはこのScleroderma Lung Study Ⅰ(SLSⅠ)として、経口エンドキ... -
肺の気管支:造影写真
これは肺の気管支を造影した写真です。 (Itoh H. Imaging of pulmonary tuberculosis--valuable educational resources for the study of diagnostic imaging of the respiratory tract. Kekkaku 2010;85:869–79.[Article in Japanese]より引用転載) 肺... -
強皮症に伴う間質性肺炎:1年間の治療前後のKL-6の推移
全身性強皮症に伴う間質性肺炎とKL-6の関係は過去の記事でも報告させていただきましたが、治療介入を行った際にKL-6がどのように推移するのでしょうか。 セルセプト(ミコフェノール酸モフェチル; MMF)もしくは経口エンドキサン(cyclophosphamide; C... -
強皮症や混合性結合組織病に伴う間質性肺炎:バイオマーカーとしてのKL-6
全身性強皮症に伴う間質性肺炎で、KL-6が1273 U/mlを超えると間質性肺炎が進行する危険性があることは報告されました。 その他にも、全身性強皮症(Systemic sclerosis; SSc)もしくは混合性結合組織病(Mixed Connective Tissue Disease; MCTD)に伴う間... -
全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類(その2)
全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類には、limited diseaseとextensive diseaseがあります。 この病期分類が報告された研究をさらに詳しくみてみますと、対象は215例の全身性強皮症に伴う間質性肺炎、患者背景は以下の通りです。 平均年齢49歳 男性:... -
全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類(その1)
昨日の記事で、全身性強皮症に伴う間質性肺炎では、病期分類として重症度が上がるにつれてKL-6の値が上昇することを報告させていただきました。 全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類は、2008年に報告されたGohらの基準を用いています。 Goh NSL, et al...