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強皮症の間質性肺炎、ニンテダニブの効果をサブグループ解析で検証
全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対するニンテダニブの効果が明らかとなりました(SENSCIS試験についてはこちらもご覧ください⇒強皮症に伴う間質性肺疾患に対するニンテダニブの効果(SENSCIS試験))。抗トポイソメラーゼⅠ抗体、皮膚硬化の程度、強皮症の... -
CO2貯留を伴うCOPDに対するHFNC
二酸化炭素が貯留したCOPD患者に対する高流量鼻カニュラ酸素療法の有効性が明らかとなった研究で、日本からの2022年に報告されたとても重要な論文です。 Nagata K, Horie T, Chohnabayashi N, Jinta T, Tsugitomi R, Shiraki A, et al. Home High-Flow Nas... -
強皮症の診断後15年死亡率(RESCLEスコア)
全身性強皮症の診断後15年の死亡率を予測するスコアリングモデルがスペインから報告されています。このRESCLEスコアは10点満点で3群に分類し、死亡率を予測しました。 Rubio-Rivas M, et al. Spanish scleroderma risk score (RESCLESCORE) to predict 15-... -
ランゲルハンス細胞組織球症の長期予後(フランス)
肺のランゲルハンス細胞組織球症に関するフランスからの報告です。10年生存率は93%と大変良好な成績であることを報告しています。 Benattia A, Bugnet E, Walter-Petrich A, de Margerie-Mellon C, Meignin V, Seguin-Givelet A, et al. Long-term Outco... -
患者中心アウトカムの確立が求められる
間質性肺炎の研究を行う際に、患者さんを中心としたアウトカムをどのように定義し、取り入れたらよいのか、まだ具体的な指針がありません。今回、重要な7つのテーマと28個の研究課題が提唱されました。 Aronson KI, Danoff SK, Russell A-M, Ryerson CJ,... -
PF-ILDの実態調査(2021年フランス)
フランスの大規模な医療データベースを用いたPF-ILDに関する研究結果が報告されました。 Nasser M, Larrieu S, Boussel L, Si-Mohamed S, Bazin F, Marque S, et al. Estimates of epidemiology, mortality and disease burden associated with progress... -
PF-ILDに対するニンテダニブの日本人データ(INBUILD試験)
間質性肺炎の中で進行性に線維化が悪化する一群をPF-ILDと呼び、この患者を対象としたINBUILD試験が2019年に報告されました。その日本人の結果をまとめたサブグループ解析が報告されています。 Inoue Y, et al. Efficacy and safety of nintedanib in Japa... -
栄養不良と食事量低下はIPFの入院や死亡と関連あり
特発性肺線維症(IPF)で、栄養不良と食事量低下が入院や死亡と関連があることが報告されました。 Jouneau S, Rousseau C, Lederlin M, Lescoat A, Kerjouan M, Chauvin P, et al. Malnutrition and decreased food intake at diagnosis are associated ... -
強皮症に伴う間質性肺炎の進展リスク:KL-6>1273U/ml
間質性肺炎の検査項目の一つにKL-6があります。この有用性について様々な報告がありますが、全身性強皮症でも有用な検査である可能性が指摘されています。 Kuwana M, et al. Elevated Serum Krebs von den Lungen-6 in Early Disease Predicts Subsequent ... -
クライオバイオプシーの診断率は80%(SR2022)
肺生検の方法の一つにクライオバイオプシー(TBLC)があります。今回クライオバイオプシーのエビデンス構築、ガイドラインの更新のためのシステマティックレビューが行われました。 Kheir F, Uribe Becerra JP, Bissell B, Ghazipura M, Herman D, Hon S...