記事内容– category –
-
関節リウマチの気道病変(1998年の報告)
関節リウマチ患者において、肺病変は大きく間質性肺疾患と気道病変に分類されます。1998年の報告ですが、関節リウマチ患者の気道病変を肺機能検査と胸部CT検査で評価した研究結果が報告されています。 Perez T, Remy-Jardin M, Cortet B. Airways involvem... -
PPF: an expert group consensus statement(2022ERJ)
間質性肺炎では、治療にも関わらず線維化が進行していく一群が存在し、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)やPPFとして知られています。 今回、このPPFに関して大変重要なreviewがEur Respir Jから報告されました。 Rajan SK, Cottin V, Dhar R, Dan... -
乾癬に伴う間質性肺炎の肺病理所見
乾癬に関連する間質性肺炎の病理学的な特徴をまとめた研究が報告されました。 Butt YM, Smith ML, Tazelaar HD, Roden AC, Mengoli MC, Larsen BT. Surgical Pathology of Diffuse Parenchymal Lung Disease in Patients With Psoriasis or Psoriatic Arth... -
生物学的製剤使用中の乾癬と間質性肺炎の合併率
生物学的製剤を使用下乾癬患者の間質性肺炎合併頻度が明らかとなりました。 Kawamoto H, Hara H, Minagawa S, Numata T, Araya J, Kaneko Y, Umezawa Y, Asahina A, Nakagawa H, Kuwano K. Interstitial Pneumonia in Psoriasis. Mayo Clin Proc Innov Qua... -
メソトレキセート関連の肺障害のリンパ球動態(2006年)
関節リウマチの治療中に新たな肺の影が出現することは経験します。 その際の鑑別疾患としては、細菌性肺炎やウイルス性肺炎、間質性肺炎など多岐にわたりますが、特に、関節リウマチで重要な治療薬であるメソトレキセートを使用している場合、肺の影がメソ... -
日本人のニンテダニブ市販後調査(中間解析結果)
日本人を対象としたニンテダニブ(商品名:オフェブ)の市販後調査の中間解析結果が報告されました。 Ogura T, et al. Real-World Safety and Tolerability of Nintedanib in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Interim Report of a Post-Mark... -
強皮症に対するトファシチニブと皮膚遺伝子発現(第Ⅰ/Ⅱ相)
全身性強皮症に対するトファシチニブ(JAK阻害薬)の第Ⅰ/Ⅱ相試験の結果が報告されました。 Khanna D, et al. Tofacitinib blocks IFN-regulated biomarker genes in skin fibroblasts and keratinocytes in a systemic sclerosis trial. JCI Insight 2022;... -
間質性肺炎におけるクライオバイオプシーの診断感度
間質性肺炎で重要な検査の一つに気管支鏡検査がありますが、最近ではクライオバイオプシーという肺を凍結させて生検する方法が用いられています。 今回、日本の施設からこのクライオバイオプシーを用いた病理診断に関する研究結果が報告されました。 Zaize... -
シェーグレン症候群の分類基準(2016ACR/EULAR)
2016年、ACR(米国リウマチ学会)とEULAR(欧州リウマチ学会)の合同委員会により、シェーグレン症候群の新たな分類基準が報告されました。 Shiboski CH, et al. 2016 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Classificatio... -
全身性強皮症の分類基準(2013ACR/EULAR)
2013年、ACR(米国リウマチ学会)とEULAR(欧州リウマチ学会)の合同委員会により、全身性強皮症の新たな分類基準が報告されました。van den Hoogen F, et al. 2013 classification criteria for systemic sclerosis: an American college of rheumatolog...