基礎編– category –
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シェーグレン症候群の分類基準(2016ACR/EULAR)
2016年、ACR(米国リウマチ学会)とEULAR(欧州リウマチ学会)の合同委員会により、シェーグレン症候群の新たな分類基準が報告されました。 Shiboski CH, et al. 2016 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Classificatio... -
全身性強皮症の分類基準(2013ACR/EULAR)
2013年、ACR(米国リウマチ学会)とEULAR(欧州リウマチ学会)の合同委員会により、全身性強皮症の新たな分類基準が報告されました。van den Hoogen F, et al. 2013 classification criteria for systemic sclerosis: an American college of rheumatolog... -
気胸、間質性肺炎の合併症
間質性肺炎の合併症には、肺が破れて空気が漏れてしまう気胸という合併症があります。以下に気胸に関する一般的な知見をまとめています。 気胸 気胸とはどのような合併症か 気胸とは肺が破れて空気が胸の中(胸腔)に漏れてしまう病気です。 肺は多くの空... -
第Xa因子阻害薬は間質性肺疾患の発症リスク(2022年)
間質性肺疾患は様々な原因で発症することが考えられますが、台湾から非弁膜症性心房細動患者における経口抗凝固薬と間質性肺疾患の発症リスクを解析した研究結果が報告されました。Chan Y-H, et al. Development of Interstitial Lung Disease Among Patie... -
急性増悪、間質性肺炎の合併症
間質性肺炎の合併症の中でも特に注意しなければならないのは急性増悪です。1か月以内の経過で急激に息切れや咳が悪化するとても怖い合併症です。以下に急性増悪に関する一般的な知見をまとめています。 急性増悪 序章 急性増悪:間質性肺炎の重要な合併症... -
2019年、特発性間質性肺炎が指定難病の呼吸器系疾患で第1位になりました
日本における特発性間質性肺炎の特定医療費(指定難病)受給者証所持者数は約1.8万人と報告されています。(現在取得可能な2020年時点のデータ、特定医療費(指定難病)受給者証所持者数 – 難病情報センターより引用) 特発性間質性肺炎の受給者証所持者は... -
【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?
この記事では、間質性肺炎についての基本的な情報をまとめまています。 とても難しい病気ではありますが、なるべくわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。ちょっと長いですが、下のもくじから少しずつご覧いただけましたら嬉しく思います。 間質... -
ILAの中で間質性肺疾患が疑われる方の有病率と危険因子(2023年)
検診などでたまたま偶然発見された肺の間質の異常陰影をILA(interstitial lung abnormality)と呼んでいますが、2020年にILAのposition paperが発表されました。 今回は、ILAの重要なコホートであるCOPDGeneから、ILAを認める方のうち、間質性肺疾患が疑... -
膠原病に伴う間質性肺炎の急性増悪の発症率(2022年 日本)
関節リウマチや全身性強皮症などいわるゆ膠原病、全身性自己免疫疾患では間質性肺炎が合併することが報告されています。今回は間質性肺炎の重要な合併症である急性増悪に関する日本からの報告です。 Enomoto N, et al. Frequency, proportion of PF-ILD, a... -
膠原病におけるILA(2022年review)
検診などでたまたま偶然発見された肺の間質の異常陰影をILA(interstitial lung abnormalitiy)と呼んでいますが、2020年にILAのposition paperが発表されました。 ILAのposition paperに関してはこちらの記事をご覧ください。 ILAのPosition Paper(2020...