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【まとめ】抗MDA5抗体陽性の間質性肺炎
筋炎関連の間質性肺炎は、その筋炎特異的自己抗体に応じた病態を考えることが重要です。 特に抗MDA5抗体は急性の経過をたどり、極めて予後不良な一群であることがわかっています。 抗MDA5抗体陽性の発症:水辺、10月~3月が要注意 筋炎関連の間質性肺疾患... -
高齢者に対するニンテダニブの使用に関する注意
特発性肺線維症、進行性の間質性肺炎、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患の治療薬の一つにニンテダニブ(商品名:オフェブ)がありますが、実は高齢者に関しての副作用のデータは不足しています。 ニンテダニブに関しては以下の記事もご覧ください。 一般的... -
間質性肺炎と家族歴
間質性肺炎において、「間質性肺炎の家族歴がある」というのは非常に重要な情報です。家族歴がある間質性肺炎の場合、画像的な特徴があったり、予後が不良であったり、一つの重要な要素と考えられています。 このページでは間質性肺炎の家族歴に関して、既... -
間質性肺炎の咳重症度と予後(Am J Respir Crit Care Med. 2024)
論文のタイトル: Epidemiology and Prognostic Significance of Cough in Fibrotic Interstitial Lung Disease著者: Yet H Khor, et al出版年: 2024ジャーナル: Am J Respir Crit Care MedPMID: 38536110 特発性肺線維症は咳症状が強いこと、間質性肺炎に... -
シェーグレン症候群に伴う間質性肺炎は指定難病で重症に分類
シェーグレン症候群は指定難病の一つであり、その診断基準は日本では1999年の厚生省研究班の改定診断基準が用いられています。 重症度はESSDAIを用いて判定し、5点以上で重症と判断します。 ESSDAIでは、肺病変があると×5倍の点数(重み(係数)は5)とな... -
シェーグレン症候群の疾患活動性指標
シェーグレン症候群の疾患活動性には、 ESSDAI ESSPRI があります。特にこのESSDAIは指定難病の重症度の判定にも用いられていますので、大変重要な指標です。 ESSDAI ESSDAIは、EULAR Sjogren Syndrome Disease Activity Indixの略語であり、 健康状態 リ... -
IPFとサルコイドーシス(Resp Med. 2019)
間質性肺炎の代表的な疾患である特発性肺線維症(IPF)とサルコイドーシスの関連は実はまだよくわかっていません。 日本では指定難病に登録されている両疾患ですが、背景に肺の線維化がある場合、IPFとサルコイドーシスの合併なのか、サルコイドーシス単独... -
IPFの咳に対する低用量モルヒネ内服 pahse2(Lancet Respir Med. 2024)
論文のタイトル: Morphine for treatment of cough in idiopathic pulmonary fibrosis (PACIFY COUGH): a prospective, multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, two-way crossover trial著者: Zhe Wu, et al出版年: 2024ジャーナル: ... -
FHPの線維芽細胞巣は予後不良な所見(ERJ Open Res. 2024)
論文のタイトル: Prognostic factors of progressive fibrotic hypersensitivity pneumonitis: a large, retrospective, multicentre, observational cohort study著者: Esteban Cano-Jiménez出版年: 2024ジャーナル: ERJ Open ResPMID: 38410707 スペイン... -
膠原病ILDの画像パターンと臨床経過(Rheumatology (Oxford). 2024)
論文のタイトル: Lung imaging patterns in connective tissue disease-associated interstitial lung disease impact prognosis and immunosuppression response著者: Boyang Zheng出版年: 2024ジャーナル: Rheumatology (Oxford)PMID: 38336872 膠原病に...