応用編– category –
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胸部X線写真から間質性肺炎を検出する深層学習アルゴリズム(2022年)
肺の慢性的な線維化疾患を早期に発見するための、人工知能の一種である深層学習アルゴリズムの開発と評価について述べた研究が報告されました。 Nishikiori H, Kuronuma K, Hirota K, Yama N, Suzuki T, Onodera M, Onodera K, Ikeda K, Mori Y, Asai Y, e... -
肺移植前の抗線維化薬(2023 SR&MA)
肺移植前の抗線維化薬の使用に関して、システマティックレビューとメタアナリシスの結果が報告されました。 Taweesedt P, Lertjitbanjong P, Eksombatchai D, Charoenpong P, Moua T, Thongprayoon C, Tangpanithandee S, Petnak T. Impact of Antifibroti... -
SSc-ILDに対する制酸剤(2023年ドイツ)
胃食道逆流症は間質性肺炎や全身性強皮症において大変重要な合併症です。今回、ドイツの全身性強皮症データベースから、胃食道逆流症や制酸剤の使用に関する研究が報告されました。 Kreuter M, Bonella F, Blank N, Riemekasten G, Müller-Ladner U, Henes... -
IPAFかつ病理UIPに対する免疫抑制治療(2023Japan)
自己免疫学的な特徴を有する間質性肺炎(IPAF)は、膠原病に伴う間質性肺疾患を考えるうえで大変重要な概念ですが、実はその基準には通常型間質性肺炎(UIP)パターンは含まれていません。 ★IPAFに関してはこちらの記事もご覧ください。 今回、IPAFがあり... -
乾癬に伴う間質性肺炎の肺病理所見
乾癬に関連する間質性肺炎の病理学的な特徴をまとめた研究が報告されました。 Butt YM, Smith ML, Tazelaar HD, Roden AC, Mengoli MC, Larsen BT. Surgical Pathology of Diffuse Parenchymal Lung Disease in Patients With Psoriasis or Psoriatic Arth... -
生物学的製剤使用中の乾癬と間質性肺炎の合併率
生物学的製剤を使用下乾癬患者の間質性肺炎合併頻度が明らかとなりました。 Kawamoto H, Hara H, Minagawa S, Numata T, Araya J, Kaneko Y, Umezawa Y, Asahina A, Nakagawa H, Kuwano K. Interstitial Pneumonia in Psoriasis. Mayo Clin Proc Innov Qua... -
間質性肺炎におけるクライオバイオプシーの診断感度
間質性肺炎で重要な検査の一つに気管支鏡検査がありますが、最近ではクライオバイオプシーという肺を凍結させて生検する方法が用いられています。 今回、日本の施設からこのクライオバイオプシーを用いた病理診断に関する研究結果が報告されました。 Zaize... -
抗線維化薬のシステマティックレビュー&メタアナリシス(2021年)
間質性肺炎の治療の一つに抗線維化薬がありますが、現在はニンテダニブ、ピルフェニドンの2種類が使用されています。 今回、この抗線維化薬に関するシステマティックレビュー、メタアナリシスが報告されました。Finnerty JP, et al. Efficacy of antifibro... -
気管支肺胞洗浄液中の細胞分画とPF-ILD
間質性肺炎では適切なケアを行っても線維化が進行する一群が報告され、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)やPPFと呼ばれて重要視されています。今回、PF-ILDを予測しうる気管支肺胞洗浄の細胞プロファイルを解析した結果が報告されました。Tsukuda ... -
膠原病間質性肺疾患に対するリツキシマブvsシクロホスファミド(RECITAL試験 第2b相試験)
膠原病に伴う間質性肺疾患に対するリツキシマブとシクロホスファミドを比較したRECITAL試験の結果が報告されました。Maher TM, et al. Rituximab versus intravenous cyclophosphamide in patients with connective tissue disease-associated interstitia...