間質性肺炎の鑑別を行う際には、重要な疾患である過敏性肺炎を考える必要があります。
過敏性肺炎の記事一覧に関しては、こちらのリンクよりご覧ください。
その過敏性肺炎の一つには、鳥関連過敏性肺炎がありますが、まさに鳥が原因でⅢ型、Ⅳ型アレルギーを介して起こる間質性肺炎です。
この鳥関連過敏性肺炎の診断を行う際の重要な検査の一つであるイムノキャップ 特異的IgG鳥が保険適応されました。
イムノキャップ 特異的IgG鳥はセキセイインコとハトの2種類の抗原に対する特異的IgG抗体を測定する検査です。
それぞれのカットオフ値は、以下の通りです。
- セキセイインコ:8 mg/L
- ハト:24 mg/L
保険点数は873点です。これまでは、自費で検査頂いておりましたが、今後は保険での検査が可能となっています。
鳥関連過敏性肺炎を疑う際には診断の参考となる重要な検査ですので、ぜひ内容をご確認ください。