間質性肺炎患者に伴う肺高血圧症に対する初の治療薬として、吸入トレプロスチニルの有効性と安全性が報告されました。
今回この試験の後解析がLancet Respir Medに報告されています。
この後解析の結果から、
吸入トレプロスチニルはプラセボに比較して、努力肺活量(FVC)も改善したことが報告されました。
さらに、今回の結果は特発性間質性肺炎(IIPs)、さらには特発性肺線維症(IPF)で特に顕著に効果を認めたようです。
<まとめ>
INCREASE試験の後解析により、吸入トレプロスチニルは、間質性肺炎に伴う肺高血圧症に対して16週にわたりFVCを改善し、その効果は特に特発性間質性肺炎、特発性肺線維症で顕著であった。