間質性肺炎全般– category –
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日本人のニンテダニブ市販後調査(中間解析結果)
日本人を対象としたニンテダニブ(商品名:オフェブ)の市販後調査の中間解析結果が報告されました。 Ogura T, et al. Real-World Safety and Tolerability of Nintedanib in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Interim Report of a Post-Mark... -
間質性肺炎におけるクライオバイオプシーの診断感度
間質性肺炎で重要な検査の一つに気管支鏡検査がありますが、最近ではクライオバイオプシーという肺を凍結させて生検する方法が用いられています。 今回、日本の施設からこのクライオバイオプシーを用いた病理診断に関する研究結果が報告されました。 Zaize... -
第Xa因子阻害薬は間質性肺疾患の発症リスク(2022年)
間質性肺疾患は様々な原因で発症することが考えられますが、台湾から非弁膜症性心房細動患者における経口抗凝固薬と間質性肺疾患の発症リスクを解析した研究結果が報告されました。Chan Y-H, et al. Development of Interstitial Lung Disease Among Patie... -
PPFE様所見は予後不良なサイン
肺の上方、いわゆる肺尖部に認めるPPFE様の所見がどのような臨床的な意味を持つのか検討した研究が2021年に報告されました。Fujisawa T, et al. Radiological pleuroparenchymal fibroelastosis-like lesion in idiopathic interstitial pneumonias. Respi... -
抗線維化薬のシステマティックレビュー&メタアナリシス(2021年)
間質性肺炎の治療の一つに抗線維化薬がありますが、現在はニンテダニブ、ピルフェニドンの2種類が使用されています。 今回、この抗線維化薬に関するシステマティックレビュー、メタアナリシスが報告されました。Finnerty JP, et al. Efficacy of antifibro... -
特発性肺線維症における健康関連QOL:PROOFレジストリー(2022年)
ベルギーとルクセンブルクの多施設コホート研究から、健康関連QOLが特発性肺線維症(IPF)の患者さんにおいて重要な予後因子であることが報告されました。 Wuyts WA, et al. Quality of Life and Healthcare Resource Use in a Real-world Patient Populat... -
抗原をみつけ回避することが重要:線維性過敏性肺炎
過敏性肺炎は何らかの抗原を反復吸入することで起こるⅢ型、Ⅳ型アレルギー反応が原因と考えられています。 過敏性肺炎の治療では、その抗原からの回避がとても大切であり、様々な抗原の有無を調べるため、多くのお話を伺います。 2013年には、142例の過敏性... -
過敏性肺炎の標準化された質問票
過敏性肺炎では「いかに抗原曝露の病歴を患者さんから聴取するか」がとても重要です。しかし、これまで標準化された問診表はありませんでした。 今回、オーストラリアのグループから過敏性肺炎の質問票に関する研究が報告されました。Barnes H, et al. Cli... -
慢性的な咳に対する咳減少効果
慢性咳嗽に対する咳減少効果が期待されるゲーファピキサント(薬剤名:リフヌア錠)ですが、COUGH-1およびCOUGH-2の統合結果が報告されました。 McGarvey LP, et al. Efficacy and safety of gefapixant, a P2X3 receptor antagonist, in refractory chron... -
間質性肺炎のホームモニタリング(2022年レビュー)
間質性肺炎に関するホームモニタリングのレビューがLancet Respir Medから報告されました。 Wijsenbeek MS, Moor CC, Johannson KA, Jackson PD, Khor YH, Kondoh Y, Rajan SK, Tabaj GC, Varela BE, van der Wal P, et al. Home monitoring in interstiti...