間質性肺炎全般– category –
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TBLCとSLBの一致率(AJRCCM2023 カナダ)
経気管支凍結肺生検(クライオバイオプシー)は、気管支鏡で肺を凍結させて生検する検査方法です。2022年の最新の国際ガイドラインでもこのクライオバイオプシーの有用性に言及があります。しかし、外科的肺生検との一致率を検討した前向き研究はこれまで... -
SLBとTBLCの病理UIP所見の一致率(COLDICE試験の後解析)
肺の新たな生検方法である経気管支肺凍結生検(TBLC)について、COLDICE試験の後解析が報告されています。Cooper WA, et al. Cryobiopsy for Identification of Usual Interstitial Pneumonia and Other Interstitial Lung Disease Features. Further Less... -
経気管支肺凍結生検(COLDICE試験)
気管支鏡での肺生検は昔から行われていますが、採取できる組織の大きさが問題でした。最近ではより大きな組織が採取可能なクライオバイオプシー(TBLC、経気管支肺凍結生検)が行われるようになり、少しずつその有用性と限界が明らかとなっています。このT... -
農夫肺の画像的特徴(2000年ERJ)
農夫肺の画像的特徴を解析した重要な研究が2000年に報告されています。Cormier Y, Brown M, Worthy S, Racine G, Müller NL. High-resolution computed tomographic characteristics in acute farmer’s lung and in its follow-up. Eur Respir J 2000;16:5... -
人工呼吸器管理を必要とする肺移植患者に対するクライオバイオプシー(2023年)
ICUで人工呼吸器を必要とする重篤な肺移植患者に対して、肺の検査をするための新しい技術であるクライバイオプシー(Transbronchial lung cryobiopsy)を用いた検査方法を比較した研究結果が報告されました。 Loor K, Culebras M, Sansano I, Álvarez A, S... -
胸部X線写真から間質性肺炎を検出する深層学習アルゴリズム(2022年)
肺の慢性的な線維化疾患を早期に発見するための、人工知能の一種である深層学習アルゴリズムの開発と評価について述べた研究が報告されました。 Nishikiori H, Kuronuma K, Hirota K, Yama N, Suzuki T, Onodera M, Onodera K, Ikeda K, Mori Y, Asai Y, e... -
肺移植前の抗線維化薬(2023 SR&MA)
肺移植前の抗線維化薬の使用に関して、システマティックレビューとメタアナリシスの結果が報告されました。 Taweesedt P, Lertjitbanjong P, Eksombatchai D, Charoenpong P, Moua T, Thongprayoon C, Tangpanithandee S, Petnak T. Impact of Antifibroti... -
間質性肺疾患における機械学習を用いた画像AI(2023総説)
間質性肺疾患の世界でも、放射線科の先生方の画像診断は大変重要です。さらに、近年では、機械学習を用いた画像解析AIの開発が進んでいます。 現在、間質性肺疾患では、疾患の早期発見、ベースラインデータを用いた正確な予後予測、治療反応性を正確かつ的... -
COPD増悪のフレイル評価(HFRS vs CFS)
フレイルは呼吸器領域でも重要な問題です。今回、COPD増悪で入院した患者さんを対象にICD-10または臨床的なフレイルスケールを評価した研究結果が報告されました。 Chin M, Kendzerska T, Inoue J, Aw M, Mardiros L, Pease C, Andrew MK, Pakhale S, Fors... -
肺組織パターン:AFOP(2002年の報告)
重要な肺組織パターンであるAFOP(acute fibrinous and organizing pneumonia)に関する2002年の報告です。 Beasley MB, Franks TJ, Galvin JR, Gochuico B, Travis WD. Acute fibrinous and organizing pneumonia: a histological pattern of lung injury...