間質性肺炎全般– category –
-
過敏性肺炎の診断ガイドライン2020が発表されました
2020年に過敏性肺炎の診断のガイドラインが、ATS(アメリカ胸部医学会)、JRS(日本呼吸器学会)、ALAT(ラテンアメリカ胸部医学会)より発表されました。 Raghu G, et al. Diagnosis of Hypersensitivity Pneumonitis in Adults. An Official ATS/JRS/ALA... -
特発性肺線維症(IPF)における息切れと低酸素は予後不良
特発性肺線維症(IPF)では、労作時の息苦しさを自覚したり酸素が下がることがあります。息苦しさを表す指標としてはmMRC質問票が用いられます。 2010年には、93例の特発性肺線維症患者(IPF)を対象にした日本の単施設の研究で、修正MRC質問票の点数と6分... -
鳥関連抗体の診断における感度、特異度は?
過敏性肺炎の検査で用いるイムノキャップ 特異的IgG鳥が保険収載されました。 日本からこの検査が保険収載されるにあたり、鳥関連過敏性肺炎の診断の補助となることを示した研究が報告されています。 Shirai T, et al. Screening and diagnosis of acute a... -
過敏性肺炎の重要な検査である「イムノキャップ 特異的IgG鳥」が保険適応になりました
間質性肺炎の鑑別を行う際には、重要な疾患である過敏性肺炎を考える必要があります。 過敏性肺炎の記事一覧に関しては、こちらのリンクよりご覧ください。 過敏性肺炎(HP) の記事一覧 その過敏性肺炎の一つには、鳥関連過敏性肺炎がありますが、まさ... -
CATはIPFでも有用な質問票である
CAT(COPDアセスメントテスト)は、もともとCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかを判断する質問票として使用されてきました。 CATは8項目の簡単な質問からなるアンケート(40点満点)で、... -
間質性肺炎全体の有病率は?欧米のデータから引用
間質性肺炎の有病率は、国ごとに異なります。 2021年にアメリカ(USA)、ベルギー(Belgium)、ギリシャ(Greece)、マルタ(Malta)、フランス(France)の各国における間質性肺炎の有病率が報告されました。 Olson A, et al. Estimation of the Prevalen... -
間質性肺炎の疾患別の有病率は?
間質性肺炎には様々な疾患が含まれますが、欧米のデータから各疾患に伴う間質性肺炎の有病率が報告されました。 Olson A, et al. Estimation of the Prevalence of Progressive Fibrosing Interstitial Lung Diseases: Systematic Literature Review and D... -
特発性肺線維症(IPF)と合併症との関係は?
特発性肺線維症(IPF)の合併症には、肺だけでなく、肺外の病変としても様々なものが報告されています。 これら合併症は、無症状のこともあるため、特発性肺線維症(IPF)の診療を行う際にどの程度合併症を検索するか、によって大きく頻度は異なります。 ... -
特発性肺線維症(IPF)の合併症とは?
特発性肺線維症(IPF)は、慢性かつ進行性に悪化する原因不明の間質性肺炎であり、特発性間質性肺炎の代表的な疾患です。 特発性肺線維症(IPF)の合併症には、様々なものが報告されています。 Idiopathic pulmonary fibrosis: effects and optimal manage... -
特発性肺線維症(IPF)の重症度分類、GAPモデルとは?
特発性肺線維症(IPF)の重症度の指標として、GAPモデルが用いられています。 Ley B, et al. A multidimensional index and staging system for idiopathic pulmonary fibrosis. Ann Intern Med 2012;156:684–91. GAPモデルとは GAP(ギャップ)とは、 Gen...