間質性肺炎全般– category –
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ピルフェニドンの有効な一群:SP-D<202ng/ml
特発性肺線維症(IPF)の治療薬の一つにピルフェニドン(商品名:ピレスパ)がありますが、今回ピルフェニドンの有効性を示しうるバイオマーカー(SP-D)が報告されました。 Ikeda K, et al. Serum surfactant protein D as a predictive biomarker for th... -
拡散能(DLCO)低値でのニンテダニブの効果
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は様々な疾患で用いられています。特発性肺線維症(IPF)を対象とした試験では、DLCOが低い患者に対しても同様の結果が期待できることが報告されています。 Richeldi L, Kolb M, Jouneau S, Wuyts WA, Schinzel B, Stow... -
ニンテダニブの長期効果(INPULSIS-ON試験)
特発性肺線維症(IPF)患者に対するニンテダニブ(商品名:オフェブ)の試験であるINPULSIS試験の延長試験(INPULSIS-ON試験)の結果が報告されています。 Song JW, et al. Long-term treatment with nintedanib in Asian patients with idiopathic pulmon... -
ニンテダニブ(オフェブ)の副作用:疾患で差はあるか?各試験の副作用まとめ
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は抗線維化薬の一つであり、現在では、 特発性肺線維症(IPF) 全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD) 進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD) の3つに適応が拡大されています。 ★抗線維化薬についての詳しい情報... -
新型コロナ流行と急性増悪:日本のオンライン調査
間質性肺炎では急性増悪という急性の経過で息苦しさが悪化する病態が存在します。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が、間質性肺炎の急性増悪に与えた影響について調査した研究が報告されました。Kondoh Y, et al. COVID-19 and acute exacerba... -
専門家でも画像UIPパターンの一致度は0.5
特発性肺線維症(IPF)の特徴的な胸部CT所見は通常型間質性肺炎(UIP)パターンですが、この読影は容易ではなく、極めて高い専門性が求められます。 特発性肺線維症患者のUIPパターン。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26585524/より引用掲載) 201... -
過敏性肺炎の抗原回避の有効性
過敏性肺炎は、微生物、真菌、動物由来のタンパク、無機物などの抗原を繰り返し吸入することで生じる間質性肺炎であり、主にⅢ型、Ⅳ型アレルギーが原因と考えられています。 抗原回避が何より重要ですが、実際の臨床においては、特に線維化性過敏性肺炎では... -
問題1. 動脈血液ガス検査の解釈
当院では週に1回、3時間ほどかけて全員で病棟回診を行っています。 研修医の先生にとっては非常に多くのことを学ぶ、まさにベッドサイド診療ですが、その時に行われる質疑応答が最大の山場です。 ぜひ学んでおいてほしい知識ですので、過去問を取... -
間質性肺炎の肺生検、大きさ比較
間質性肺炎の診断では、肺の組織を調べること(生検)も多く、気管支鏡や手術を行っています。 現在、間質性肺炎の診断で用いている肺の生検方法は、①クライオバイオプシー(TBLC)、②ビデオ補助胸腔鏡手術(VATS)があります。 肺癌などの診断で用い... -
どのウイルス感染が急性増悪の誘因となる可能性があるか
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪の原因の一つにウイルス感染があります。 2011年に急性増悪時と安定期の気管支肺胞洗浄液(BAL液)を用いてウイルスの検査を行い、急性増悪時のウイルス感染を調べた研究が報告されました。Wootton SC, et al. Viral infec...