特発性肺線維症(IPF)– category –
-
インターロイキン6が線維芽細胞の増生を惹起:特発性肺線維症(IPF)
現在新型コロナウイルス感染症で着目されているインターロイキン6(IL-6; interleukin-6)ですが、特発性肺線維症(IPF)の病態に関与している可能性が指摘されています。 2003年に報告された報告ですが、健常肺、特発性肺線維症(IPF)がインターロイキ... -
UIPパターンを伴う過敏性肺炎と特発性肺線維症のCT所見の比較
特発性肺線維症では胸部CT検査でUIPパターンという特徴的な画像所見を伴います。 しかし、慢性過敏性肺炎(CHP)では画像UIPパターンを呈する一群があり、特発性肺線維症(IPF)といかに画像的に識別するかはとても難しい問題です。 この点に着目した研... -
特発性肺線維症(IPF)の経過は様々で定期的な検査がとても大切
特発性肺線維症(IPF)は、 慢性かつ進行性に悪化する 原因は不明、成人発症 肺のみの病変(肺以外には病変はない) 予後不良だが経過は患者によって様々で予測が難しい といわれています。 症状のない時期から気づかないうちに進行し、ある日咳や労作時の... -
ニンテダニブの臨床試験③「TOMORROW試験とINPULSIS試験の統合解析」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験ですが、これら両試験を統合解析した結果が2016年に報告されています。 Richeldi L, et al. Ninted... -
ニンテダニブの臨床試験②「INPULSIS試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ②INPULSIS試験 INPULSIS試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で、INPU... -
ニンテダニブの臨床試験①「TOMORROW試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ①TOMORROW試験 TOMORROW試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で... -
ピルフェニドンの臨床試験②「ASCEND試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ②ASCEND試験 ASCEND試験... -
ピルフェニドンの臨床試験①「CAPACITY試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ①CAPACITY試験 CAPACITY... -
特発性肺線維症(IPF)の日本の実態2014(北海道スタディ)
特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis; IPF)は、特発性間質性肺炎の代表的な疾患で、指定難病に指摘されています。 2014年に日本における特発性肺線維症の実態が報告(北海道スタディ)されました。 Natsuizaka M, et al. Epidemiologic survey...