膠原病に伴う間質性肺疾患– category –
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膠原病に伴う間質性肺炎の急性増悪の発症率(2022年 日本)
関節リウマチや全身性強皮症などいわるゆ膠原病、全身性自己免疫疾患では間質性肺炎が合併することが報告されています。今回は間質性肺炎の重要な合併症である急性増悪に関する日本からの報告です。 Enomoto N, et al. Frequency, proportion of PF-ILD, a... -
TRAIL1:関節リウマチ関連間質性肺疾患に対するピルフェニドン(第Ⅱ相試験)
関節リウマチに伴う間質性肺炎に対して、ピルフェニドンの有効性と安全性を評価した第Ⅱ相試験が報告されました。 患者が集まらず、また主要評価項目は達成されませんでしたが、各結果は一見の価値ありと思います。主要評価項目が厳しすぎたのでしょうか。... -
日本のセルセプト(MMF)使用状況(2022年日本)
全身性強皮症、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患に対するミコフェノール酸モフェチル(MMF、商品名:セルセプト)の使用に関して、日本の経年的な変化や使用実態がレセプトデータを用いた解析で明らかとなりました。 Funatogawa T, Narita Y, Tamura A, Mii... -
潰瘍性大腸炎と肺病変
潰瘍性大腸炎は消化器内科で出会う疾患ですが、時に肺病変を合併することがあります。今回日本の施設から潰瘍性大腸炎に関連する肺病変をまとめた大変すばらしい研究が報告されました。 Moda M, Suga M, Kasai S, Okochi Y, Yoshimura N, Fukata M, et al.... -
UIPとNSIP、リウマチに伴う間質性肺炎
関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis; RA)は、多発の関節炎を特徴とする膠原病です。間質性肺炎を合併することは知られていますが、関節リウマチに伴う間質性肺炎の画像所見、病理所見は極めて多彩です。 画像所見はUIP(usual interstitial pneumonia, ... -
筋炎ILDはMUC5B遺伝子多型の関与なし
筋炎に伴う間質性肺炎におけるMUC5B遺伝子多型の関与の有無を調べた研究が報告されましたが、筋炎に伴う間質性肺炎ではMUC5B遺伝子多型の関与はないという結果でした。 Johnson C, Rosen P, Lloyd T, Horton M, Christopher-Stine L, Oddis CV, et al. Exp... -
強皮症の間質性肺炎、ニンテダニブの効果をサブグループ解析で検証
全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対するニンテダニブの効果が明らかとなりました(SENSCIS試験についてはこちらもご覧ください⇒強皮症に伴う間質性肺疾患に対するニンテダニブの効果(SENSCIS試験))。抗トポイソメラーゼⅠ抗体、皮膚硬化の程度、強皮症の... -
強皮症の診断後15年死亡率(RESCLEスコア)
全身性強皮症の診断後15年の死亡率を予測するスコアリングモデルがスペインから報告されています。このRESCLEスコアは10点満点で3群に分類し、死亡率を予測しました。 Rubio-Rivas M, et al. Spanish scleroderma risk score (RESCLESCORE) to predict 15-... -
強皮症に伴う間質性肺炎の進展リスク:KL-6>1273U/ml
間質性肺炎の検査項目の一つにKL-6があります。この有用性について様々な報告がありますが、全身性強皮症でも有用な検査である可能性が指摘されています。 Kuwana M, et al. Elevated Serum Krebs von den Lungen-6 in Early Disease Predicts Subsequent ... -
リウマチ患者の間質性肺炎の発症リスク因子
関節リウマチの重要な合併症に間質性肺炎がありますが、今回関節リウマチの患者が間質性肺炎を合併しうるリスク因子が報告されました。 Kronzer VL, et al. Lifestyle and Clinical Risk Factors for Incident Rheumatoid Arthritis-associated Interstiti...