合併症– category –
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リウマチに伴う間質性肺炎:急性増悪後の90日死亡率と予後予測モデル
関節リウマチに伴う間質性肺疾患の急性増悪後の予後及び予後予測モデルが日本から報告されました。 Hozumi H, Kono M, Hasegawa H, Kato S, Inoue Y, Suzuki Y, et al. Acute exacerbation of rheumatoid arthritis-associated interstitial lung disease:... -
強皮症に伴う肺高血圧症、間質性肺炎との関連(スペイン2022年)
全身性強皮症の重要な合併症に肺高血圧症がありますが、その臨床的背景や間質性肺疾患との関連はあまりまだわかっていませんが、今回スペインのコホート研究を用いた研究結果が報告されました。 Guillén-Del-Castillo A, Meseguer ML, Fonollosa-Pla V, Gi... -
IPF合併肺がんのニンテダニブ+化学療法(J-SONIC)
特発性肺線維症(IPF)患者の重要な合併症に肺癌がありますが、間質性肺炎があると使用可能な抗がん剤の種類も限られます。さらにニンテダニブの併用による効果も期待されており、今回日本の多施設研究から、最新のIPF合併肺癌の治療に関する知見が報告さ... -
間質性肺炎の合併症
間質性肺炎では急性増悪や肺癌など様々な合併症があるといわれています。このページでは間質性肺炎の合併症についてまとめています。 現在は急性増悪と気胸のみ提示しています。他の合併症に関しては随時まとめていきます。 間質性肺炎の合併症 ①急性増悪 ... -
IPF急性増悪に対するステロイドは有効でない可能性
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪の治療については、まだ議論の余地があるものの、高用量ステロイドや免疫抑制剤が選択されていることが多いと思います。 そのような現状の中で、急性増悪に対するステロイド治療に関する研究がアメリカから報告されました... -
IPFの急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリンの効果
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリン(商品名:リコモジュリン)についての報告です。有効性が乏しいとする結果でしたが、何より世界で初めて急性増悪に対するランダム化二重盲検プラセボ対照試験を日本で行えたこと... -
IPF急性増悪に対するシクロホスファミド投与(EXAFIP試験)
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪の治療にはステロイドや免疫抑制剤が使用されています。免疫抑制剤の一つにシクロホスファミド(商品名:エンドキサン)がありますが、フランスから、急性増悪の際にシクロホスファミドを初期から投与することで、なんと3... -
急性増悪の治療(概要)
急性増悪の治療薬には、経験的に高用量ステロイドや免疫抑制剤を選択している施設は多いかもしれません。 日本呼吸器学会監修の特発性肺線維症の治療ガイドライン2017にも、急性増悪に対する治療として、 ステロイドは パルス療法を含めたステロイド治療を... -
急性増悪の診断基準
ここでは急性増悪の診断についてまとめます。 急性増悪(AE; acute exacerbation)は、1993年に日本から初めて報告されました。その後、20年以上の時を経て2016年にようやく国際ワーキンググループから診断基準案が提示されています。 1993年の急性増悪の... -
急性増悪の原因にはどのようなものがあるか。
間質性肺炎の重要な合併症である急性増悪についてまとめています。過去の記事も以下にリンクを貼っていますので、ぜひ順番にご覧ください。 ①序章 急性増悪:間質性肺炎の重要な合併症 ②急性増悪の発症頻度と90日死亡率 本日は急性増悪の原因について...