応用編– category –
-
PF-ILDの頻度と予後との関係(日本)
間質性肺炎の中には線維化が進行する一群がありPF-ILDとして注目されています。日本のコホート研究からPF-ILDを認める頻度や予後との関係を述べた研究が報告されました。 Takei R, Brown KK, Yamano Y, Kataoka K, Yokoyama T, Matsuda T, et al. Prevalen... -
CYFRA21-1、特発性肺線維症の新たなバイオマーカーの可能性
CYFRA21-1が特発性肺線維症の重要なバイオマーカーである可能性が示唆されました。 Molyneaux PL, et al. CYFRA 21-1 Predicts Progression in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: A Prospective Longitudinal Analysis of the PROFILE Cohort. Am J Respir C... -
リウマチ患者の間質性肺炎の発症リスク因子
関節リウマチの重要な合併症に間質性肺炎がありますが、今回関節リウマチの患者が間質性肺炎を合併しうるリスク因子が報告されました。 Kronzer VL, et al. Lifestyle and Clinical Risk Factors for Incident Rheumatoid Arthritis-associated Interstiti... -
リウマチに伴う間質性肺炎:急性増悪後の90日死亡率と予後予測モデル
関節リウマチに伴う間質性肺疾患の急性増悪後の予後及び予後予測モデルが日本から報告されました。 Hozumi H, Kono M, Hasegawa H, Kato S, Inoue Y, Suzuki Y, et al. Acute exacerbation of rheumatoid arthritis-associated interstitial lung disease:... -
進行性ILDに対するTBLCは診断と治療方針の決定に有用
肺の病理所見を確認する際に、最近ではクライオバイオプシーを行うことがあります。進行性の経過がある間質性肺炎の再診断や治療方針の変更の決定にクライオバイオプシーが有用性である可能性が示唆されています。 Sato Y, et al. Usefulness and safety o... -
深層学習を用いた進行性間質性肺炎の予後予測
間質性肺炎の画像解析に関しては、深層学習(deep learing)を用いたAIの発展が目まぐるしいものがあります。 Walsh SL, et al. Deep Learning-based Outcome Prediction in Progressive Fibrotic Lung Disease Using High-resolution Computed Tomography... -
リウマチのメトトレキサートは死亡率低下に寄与(SR&MA2022)
関節リウマチのキードラッグであるメトトレキサートへの注目が集まっています。間質性肺炎の患者でも死亡率が低下することが、中国からのシステマティックレビュー、メタアナリシスで報告されました。 Xu J, Xiao L, Zhu J, Qin Q, Fang Y, Zhang J-A. Met... -
膠原病に伴う間質性肺炎の生存率(デンマーク)
膠原病に伴う間質性肺疾患の有病率、生存率、膠原病以外の間質性肺疾患との生存率の比較がデンマークから報告されました。 Hyldgaard C, Bendstrup E, Pedersen AB, Pedersen L, Ellingsen T. Interstitial Lung Disease in Connective Tissue Diseases: S... -
強皮症に伴う肺高血圧症、間質性肺炎との関連(スペイン2022年)
全身性強皮症の重要な合併症に肺高血圧症がありますが、その臨床的背景や間質性肺疾患との関連はあまりまだわかっていませんが、今回スペインのコホート研究を用いた研究結果が報告されました。 Guillén-Del-Castillo A, Meseguer ML, Fonollosa-Pla V, Gi... -
リウマチに伴う間質性肺炎とメソトレキセート(2017年メキシコ)
最近のトレンドは関節リウマチに伴う間質性肺炎とメソトレキセートの関係です。 2017年の過去の報告ですが、メソトレキセートが実は間質性肺炎に対してそれほど有害ではない可能性が示唆される報告を提示します。 Rojas-Serrano J, Herrera-Bringas D, Pér...