応用編– category –
-
強皮症の死因:35%が間質性肺炎
特発性肺線維症以外の間質性肺炎においても、進行性に線維化が悪化するフェノタイプが存在することは解説させていただきました。 ⇒⇒⇒間質性肺炎の新たな治療戦略:進行性に線維化が悪化するフェノタイプ 特に膠原病では、間質性肺炎合併は特に予後不良な... -
間質性肺炎合併の肺高血圧症に対する吸入トレプロスチニル
間質性肺炎の合併症の一つに肺高血圧症がありますが、現状ではこの肺高血圧症に対する有効性の確立した治療薬はありません。 しかし、2021年に吸入トレプロスチニルの安全性と有効性を評価した研究結果が報告されました(INCREASE study)。 Waxman A, e... -
IPAF基準を満たす間質性肺疾患のうち、シェーグレン症候群の分類基準を満たすのは40%
IPAF基準を満たす間質性肺疾患のうち、シェーグレン症候群がどの程度潜在性に隠れているかを検討した研究がアルゼンチンから報告されました。 Auteri S, et al. Occult primary Sjögren Syndrome in patients with interstitial pneumonia with autoimmune... -
ニンテダニブの臨床試験③「TOMORROW試験とINPULSIS試験の統合解析」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験ですが、これら両試験を統合解析した結果が2016年に報告されています。 Richeldi L, et al. Ninted... -
ニンテダニブの臨床試験②「INPULSIS試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ②INPULSIS試験 INPULSIS試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で、INPU... -
ニンテダニブの臨床試験①「TOMORROW試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ①TOMORROW試験 TOMORROW試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で... -
ピルフェニドンの臨床試験②「ASCEND試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ②ASCEND試験 ASCEND試験... -
ピルフェニドンの臨床試験①「CAPACITY試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ①CAPACITY試験 CAPACITY... -
間質性肺炎の口唇腺生検の陽性率は34%
シェーグレン症候群の診断で重要な検査の一つに 口唇腺生検があります。 膠原病の診断がついていない原因不明の間質性肺炎38例を対象に、 全例に口唇腺生検を施行した研究があり、 結果は、全体の34%で陽性でした。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19... -
シェーグレン症候群の日本の疫学調査2011
シェーグレン症候群は、唾液腺炎や涙腺炎を主体とし、 様々な自己抗体の出現を伴う原因不明の自己免疫性疾患です。 2011年に本邦で全国疫学調査が実施されました。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24252039/ 有病率は0.05% 推定患者数は約7万人 男女比...