応用編– category –
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経過中にANCAが陽性となる頻度はどの程度か
ANCA(anti-neutrophil cytoplasmic antibody)は抗好中球細胞質抗体と呼ばれる自己抗体の総称で、これと関連の深い血管炎をANCA関連血管炎と総称しています。 間質性肺炎において、経過でANCAがどの程度陽性となるかを検討した研究は報告されました。 Hoz... -
PF-ILDの実臨床データ(PROGRESS試験)
進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)におけるオフェブの有効性と安全性が報告されました。こ このPF-ILDは現在間質性肺炎の領域で脚光を浴びている重要な概念ですが、まだ実臨床でのデータは不足しています。 2021年2月に実臨床におけるPF-ILDの臨床... -
NETs(好中球細胞外トラップ)ってなに?
ANCA関連血管炎は、小型血管’(小細動静脈や毛細血管)を主座とする抗好中球細胞質抗体(ANCA)が関与する血管炎です。 ANCA関連血管炎の記事に関してはこちらのリンクからご確認お願いします▼ANCA関連血管炎 カテゴリーの記事一覧 このANCA関連血管炎の... -
トシリズマブ長期投与の有害事象(focusSSced試験の長期観察データ)
全身性強皮症(SSc)に対するトシリズマブ(商品名:アクテムラ)の効果を示した重要な臨床試験であるfocuSSced試験が報告されましたが、その後の96週まで観察した長期データが報告されました。 昨日は主にトシリズマブの効果について掲載しましたが、本日... -
全身性強皮症に対するトシリズマブの長期データ(focusSSced試験の長期観察データ)
全身性強皮症(SSc)に対するトシリズマブ(商品名:アクテムラ)の効果を示した重要な臨床試験であるfocuSSced試験が報告されましたが、その後の96週まで観察した長期データが報告されました。 Khanna D, et al. Long-Term Safety and Efficacy of Tocili... -
特発性肺線維症(IPF)における息切れと低酸素は予後不良
特発性肺線維症(IPF)では、労作時の息苦しさを自覚したり酸素が下がることがあります。息苦しさを表す指標としてはmMRC質問票が用いられます。 2010年には、93例の特発性肺線維症患者(IPF)を対象にした日本の単施設の研究で、修正MRC質問票の点数と6分... -
鳥関連抗体の診断における感度、特異度は?
過敏性肺炎の検査で用いるイムノキャップ 特異的IgG鳥が保険収載されました。 日本からこの検査が保険収載されるにあたり、鳥関連過敏性肺炎の診断の補助となることを示した研究が報告されています。 Shirai T, et al. Screening and diagnosis of acute a... -
CATはIPFでも有用な質問票である
CAT(COPDアセスメントテスト)は、もともとCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかを判断する質問票として使用されてきました。 CATは8項目の簡単な質問からなるアンケート(40点満点)で、... -
強皮症に伴う間質性肺疾患に対するニンテダニブの効果(SENSCIS試験)
特発性肺線維症(IPF)の治療薬の一つであるニンテダニブ(商品名:オフェブ)ですが、その後2019年に全身性強皮症関連間質性肺疾患にも適応が追加されました。その根拠となったのが、SENSCIS試験(国際共同第3相試験)です。 Distler O, et al. Nintedani... -
ANCA関連血管炎、特に画像UIPパターンは予後不良
ANCA関連血管炎の再燃、画像パターンに関する研究が、フランスの血管炎グループから報告されました。 Maillet T, et al. Usual interstitial pneumonia in ANCA-associated vasculitis: A poor prognostic factor. J Autoimmun 2020;106:102338. 結果 AN...