記事内容– category –
-
鳥関連抗体の診断における感度、特異度は?
過敏性肺炎の検査で用いるイムノキャップ 特異的IgG鳥が保険収載されました。 日本からこの検査が保険収載されるにあたり、鳥関連過敏性肺炎の診断の補助となることを示した研究が報告されています。 Shirai T, et al. Screening and diagnosis of acute a... -
過敏性肺炎の重要な検査である「イムノキャップ 特異的IgG鳥」が保険適応になりました
間質性肺炎の鑑別を行う際には、重要な疾患である過敏性肺炎を考える必要があります。 過敏性肺炎の記事一覧に関しては、こちらのリンクよりご覧ください。 過敏性肺炎(HP) の記事一覧 その過敏性肺炎の一つには、鳥関連過敏性肺炎がありますが、まさ... -
CATはIPFでも有用な質問票である
CAT(COPDアセスメントテスト)は、もともとCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかを判断する質問票として使用されてきました。 CATは8項目の簡単な質問からなるアンケート(40点満点)で、... -
症状やQOLの質問票:CAT(COPDアセスメントテスト)
COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、いわゆるたばこなどの原因で肺が破壊されて機能が低下し、悪化するとせき・たん・息切れが強くなり生活に支障をきたす病気のことです。 COPDの状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているか、C... -
強皮症に伴う間質性肺疾患に対するニンテダニブの効果(SENSCIS試験)
特発性肺線維症(IPF)の治療薬の一つであるニンテダニブ(商品名:オフェブ)ですが、その後2019年に全身性強皮症関連間質性肺疾患にも適応が追加されました。その根拠となったのが、SENSCIS試験(国際共同第3相試験)です。 Distler O, et al. Nintedani... -
ANCA関連血管炎、特に画像UIPパターンは予後不良
ANCA関連血管炎の再燃、画像パターンに関する研究が、フランスの血管炎グループから報告されました。 Maillet T, et al. Usual interstitial pneumonia in ANCA-associated vasculitis: A poor prognostic factor. J Autoimmun 2020;106:102338. 結果 AN... -
間質性肺炎合併のMPAはIPFと同様に急性増悪を発症しうる
ANCA関連血管炎の一つである顕微鏡的多発血管炎(MPA; microscopic polyangiitis)では、予後不良な間質性肺炎を合併することが報告されていますが、日本から2021年にCHEST誌に、間質性肺炎合併のMPAの急性増悪についての検討が報告されました。 Hozumi H,... -
ANCA関連血管炎における間質性肺炎合併は予後不良
ANCA関連血管炎には、地域性や人種差があることが知られています。 2015年に報告された日本人における多施設コホート研究から、ANCA関連血管炎の肺病変合併の頻度、その予後への影響が明らかとなりました。 Hirayama K, et al. Pulmonary involvements of ... -
間質性肺炎全体の有病率は?欧米のデータから引用
間質性肺炎の有病率は、国ごとに異なります。 2021年にアメリカ(USA)、ベルギー(Belgium)、ギリシャ(Greece)、マルタ(Malta)、フランス(France)の各国における間質性肺炎の有病率が報告されました。 Olson A, et al. Estimation of the Prevalen... -
間質性肺炎の疾患別の有病率は?
間質性肺炎には様々な疾患が含まれますが、欧米のデータから各疾患に伴う間質性肺炎の有病率が報告されました。 Olson A, et al. Estimation of the Prevalence of Progressive Fibrosing Interstitial Lung Diseases: Systematic Literature Review and D...