2020年8月に、新型コロナウイルス感染において肺の線維化が急激に進行する一例の症例が報告されました。
Combet M, et al. Rapid onset honeycombing fibrosis in spontaneously breathing patient with COVID-19. Eur Respir J 2020
この症例は、新型コロナウイルスに感染した生来健康な37歳の男性です。
左が受診時のCT、右が入院10日目のCTです。

新型コロナだけの影響でよいのか、その他感染や人工呼吸器などの影響がどの程度あるのかわかりませんが、なんとたった10日間でこれほどの変化を起こす方がいることは驚きます。
また、なぜこのような線維化をきたす一群の患者が存在するのか。
このような変化を起こした肺が、今後どのように変化していくのか。不可逆性の線維化をきたすのか、ゆっくり改善していくのか。臨床的には大きな疑問です。