今回、関節リウマチに伴う間質性肺炎の最新のレビューが日本から報告されました。前回の続きです。
PF-ILD
関節リウマチに伴う間質性肺炎では、初めは画像所見が乏しくても、徐々に線維化が進行する一群が存在します。これらは、現在ではPF-ILDとして知られ、まさに間質性肺炎のトピックスの一つです。
例えば、以下の画像をご覧ください。
上段は当初はprobable UIPパターンであったのが、2年半の経過で線維化が進行し(上段真ん中)、最終的には3年5カ月の経過で蜂巣肺を認めるほどに進行しています(上段右図)。
下段は当初はNSIPパターンであったのが、2年4か月の経過で線維化が進行し(下段真ん中)、最終的には3年4カ月の経過で蜂巣肺を認めるほどに進行しています(上段右図)。
死亡原因
また、関節リウマチに伴う間質性肺炎の死亡原因についても、過去の報告を元にまとめられています。