デュピルフェニドン(deupirfenidone , LYT-100)のPhase2b試験(ELEVATE IPF trial)の結果が公表されました。
デュピルフェニドンはピルフェニドンを重水素化したものです。重水素化することで、デゥピルフェニドンの体内での分解速度をピルフェニドンよりも遅くすることを目的としています。
本試験では、特発性肺線維症(IPF)において、FVCの低下を抑制することが示されています。さらに、従来のピルフェニドンの効果よりも優れている可能性が示唆されました。
26週のFVC変化量(SE)
プラセボ 1日3回 (N=65) -112.5ml (27.84)
ピルフェニドン 801mg1日3回 (N=61) -51.6ml (29.13)
デュピルフェニドン 550mg1日3回 (N=65) -80.7ml (29.32)
デュピルフェニドン 825 mg1日3回 (N=63) -21.5ml (28.86)
今後のさらなる発展が期待されます。