特発性肺線維症の肺活量は毎年150~200ml程度減少

特発性肺線維症(IPF)は、進行性で最終的には死に至る病気です。

 

過去数十年にわたる臨床試験で有効な治療法を見出すことができませんでした。しかし、ニンテダニブとピルフェニドンの2つの治療法が第III相試験で成功したことで、治療における大きなブレークスルーがもたらし、IPFで初めて疾患の進行を抑えることができる治療法が確立されました。

Raghu G. Idiopathic pulmonary fibrosis: lessons from clinical trials over the past 25 years. Eur Respir J 2017;50.

 

2017年にそのIPFに関する大変重要なレビューが報告されています。以下の図はそのレビューから引用した図ですが、IPFの自然経過では、徐々に肺活量が低下することが報告されており、その年間減少量は約150~200mlといわれています。

 

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特発性肺線維症(IPF)に関しては以下の記事にまとめていますので、ご覧ください。

 

 

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(最終アップデート:2022年5月20日)

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