「膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針<2020>」が英文誌に報告されました。

今日は大変重要な文献の紹介です。

間質性肺疾患の原因には膠原病があり、関節リウマチや全身性強皮症、シェーグレン症候群などでも間質性肺炎を合併することが報告されています。間質性肺疾患は重要な予後因子であり、膠原病に伴う間質性肺疾患は呼吸器内科医、膠原病内科医にとって克服すべき大きな問題です。

2020年に初めて、日本呼吸器学会、日本リウマチ学会の共同で「膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針<2020>が作成されました。今回この診断・治療指針が日本呼吸器学会の英文誌であるRespiratory Investigationに報告されています。
Kondoh Y, et al. 2020 guide for the diagnosis and treatment of interstitial lung disease associated with connective tissue disease. Respir Investig 2021;59:709–40.

膠原病に伴う間質性肺疾患の一般的な考え方から、呼吸器内科と膠原病内科の両視点でのアプローチなどにまで言及した、非常に良い一冊と思いますので、ぜひご一読ください。

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