SLSⅢ:強皮症に伴う間質性肺炎に対するピルフェニドン追加投与の治療効果の比較検討

全身性強皮症に伴う間質性肺炎に対する有名なランダム化比較試験に、Scleroderma Lung Study(SLS)があります。

Scleroderma Lung Study Ⅰ(SLSⅠ)は

経口エンドキサン投与12か月投与群

   vs   プラセボ投与群

のランダム化比較試験、

Scleroderma Lung Study Ⅱ(SLSⅡ)は

ミコフェノール酸モフェチル(MMF)24か月投与群

   vs   経口エンドキサン12か月+プラセボ12か月投与群

のランダム化比較試験でした。

★各試験の概要は本ページの以下のリンクよりご参照ください

現在は、Scleroderma Lung Study の試験が継続中です。

これは、18歳以上で罹病期間7年未満、努力肺活量(FVC)が85%以下の全身性強皮症に伴う間質性肺炎の患者を対象として、

ミコフェノール酸モフェチル(MMF)+ピルフェニドン(ピレスパ)投与群

   vs

ミコフェノール酸モフェチル(MMF)+プラセボ投与群

にわけたランダム化比較試験で、18か月間にわたり3か月ごとの努力肺活量(FVC)の推移を比較しています。

もうすでに登録は終了し、試験が継続中です。この試験がどのような結果となるか、報告を待ちます。

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