急性増悪時に行う血液検査と気管支鏡検査

急性増悪の時の血液検査では、CRPやLDHの上昇だけでなく、KL-6、SP-D、SP-Aなどの上昇を認めることが多いとされています。その他には、

  • プロカルシトニン(PCT)
  • β-D-グルカン
  • サイトメガロ抗原血症、サイトメガロウイルス抗体
  • BNPやNT-proBNP
  • D-ダイマー

などの検査を用いて、様々な疾患との鑑別を行っています。

動脈から血液ガス検査を行い、体の酸素の状態を調べることも重要です。

また、状態によっては気管支鏡検査を緊急で行うこともあります。気管支肺胞洗浄(BAL)では、好中球、リンパ球、好酸球などの炎症細胞が様々な割合で上昇しますし、感染症との鑑別にも有用とされています。

このように急性増悪を疑った際には、血液検査、動脈血ガス検査、時に気管支鏡検査などを用いて、状態の把握や様々な疾患を鑑別しています。

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