ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。
それがCAPACITY試験とASCEND試験ですが、これら両試験を統合解析した結果が2016年に報告されています。
この両試験を統合解析した結果、12か月時点での年間努力肺活量(FVC)の変化は、
- ピルフェニドン群:-216ml
- プラセボ群:-363ml
年間のFVC低下を約150ml程度減少し、相対的には約40%程度の改善しました。
(図. 12か月のFVCの低下。文献より引用掲載)