特発性肺線維症の胸部CTでは、いわゆるUIPパターンを認めることが特徴で、画像的には典型的に以下の図のような所見をとります。
(図. UIPパターン。Raghu G, et al. Am J Respir Crit Care Med 2011より引用掲載)
UIPは通常型間質性肺炎やユーアイピーと呼び、UIPパターンの特徴は、
- 胸膜直下優位な分布(肺の一番外側)
- 網状影(網目状の影)
を認めます。時に蜂巣肺という蜂の巣のような所見を認めますこともあります。ちょうど上図の右下の矢印あたり、肺の一番外側に網目状の影が特徴です。
特発性肺線維症において、 このような肺の線維化を示唆する所見は、広範なほど予後不良であることがわかっています。
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(最終アップデート:2021年12月31日)