シェーグレン症候群の診断で重要な検査の一つに
口唇腺生検があります。
膠原病の診断がついていない原因不明の間質性肺炎38例を対象に、
全例に口唇腺生検を施行した研究があり、
結果は、全体の34%で陽性でした。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19429722/
さらに、
- 口腔乾燥症状のある患者では、陽性率37%
- 抗SS-A抗体陽性の患者では、陽性率57%
であり、
口腔乾燥症状のない患者さんでも、27%で口唇腺生検は陽性でした。
シェーグレン症候群を疑う場合には、
症状がなくても口唇腺生検を施行することが重要かもしれません。