過敏性肺炎– category –
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抗原曝露の頻度(カナダの多施設コホート研究)
間質性肺炎では様々な抗原曝露の有無について病歴を聴取します。カナダのコホート研究から、間質性肺炎における抗原曝露の頻度が報告されました。 Lee CT, Strek ME, Adegunsoye A, Wong AW, Assayag D, Cox G, et al. Inhalational exposures in patients... -
肺胞蛋白症と過敏性肺炎の合併
肺胞蛋白症(PAP)と過敏性肺炎(HP)は混在することがありますが、両者の合併なのか、HPに二次性PAPを発症したのかは判断が難しい場合も多いです。2010年の報告ですが、PAPとHPの混在を述べた非常に重要な研究がありますので、紹介します。 Verma H, Ni... -
特発性肺線維症のうち約40%が過敏性肺炎の可能性
過敏性肺炎の診断ガイドラインが2020年に報告され(⇒「過敏性肺炎の診断ガイドライン2020」)、日本からも新たに過敏性肺炎診療指針2022が報告されました。しかし、まだまだ過敏性肺炎の診断は難しい問題で、特に特発性肺線維症(IPF)との鑑別は非常に... -
線維化性過敏性肺炎に対するステロイドの効果
過敏性肺炎に対するステロイド治療は有効なのか、この疑問に関して後方指的に解析を行った研究が日本から報告されました。 Ejima M, et al. Efficacy of treatment with corticosteroids for fibrotic hypersensitivity pneumonitis: a propensity score... -
過敏性肺炎の抗原回避の有効性
過敏性肺炎は、微生物、真菌、動物由来のタンパク、無機物などの抗原を繰り返し吸入することで生じる間質性肺炎であり、主にⅢ型、Ⅳ型アレルギーが原因と考えられています。 抗原回避が何より重要ですが、実際の臨床においては、特に線維化性過敏性肺炎では... -
過敏性肺炎でも肺機能の低下は予後不良のサイン
線維化性過敏性肺炎においても1年後の肺機能の低下は予後不良なサインである可能性があります。 Macaluso C, Boccabella C, Kokosi M, Sivarasan N, Kouranos V, George PM, et al. Short-term lung function changes predict mortality in patients with ... -
特発性肺線維症における過敏性肺炎ガイドライン2020
過敏性肺炎の診断基準が2020年に報告されましたが、その診断基準をどのように臨床の現場で用いていくかはまだまだ議論の余地があります。 この過敏性肺炎のガイドラインについて、日本から外科的肺生検を施行した280例の研究が報告がされました。 Takei R,... -
過敏性肺炎の診断ガイドライン2020が発表されました
2020年に過敏性肺炎の診断のガイドラインが、ATS(アメリカ胸部医学会)、JRS(日本呼吸器学会)、ALAT(ラテンアメリカ胸部医学会)より発表されました。 Raghu G, et al. Diagnosis of Hypersensitivity Pneumonitis in Adults. An Official ATS/JRS/ALA... -
鳥関連抗体の診断における感度、特異度は?
過敏性肺炎の検査で用いるイムノキャップ 特異的IgG鳥が保険収載されました。 日本からこの検査が保険収載されるにあたり、鳥関連過敏性肺炎の診断の補助となることを示した研究が報告されています。 Shirai T, et al. Screening and diagnosis of acute a... -
過敏性肺炎の重要な検査である「イムノキャップ 特異的IgG鳥」が保険適応になりました
間質性肺炎の鑑別を行う際には、重要な疾患である過敏性肺炎を考える必要があります。 過敏性肺炎の記事一覧に関しては、こちらのリンクよりご覧ください。 過敏性肺炎(HP) の記事一覧 その過敏性肺炎の一つには、鳥関連過敏性肺炎がありますが、まさ...