記事内容– category –
-
オフェブの副作用:下痢の対策
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)の副作用の主なものは、下痢、消化器症状、肝酵素上昇などが報告されています。 添付文書から引用すると、その頻度は 下痢:56% 悪心(吐き気):22% 食欲減退:5-10% 肝酵素上昇:12% といわれています。 下痢の対策... -
ニンテダニブの臨床試験③「TOMORROW試験とINPULSIS試験の統合解析」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験ですが、これら両試験を統合解析した結果が2016年に報告されています。 Richeldi L, et al. Ninted... -
ニンテダニブの臨床試験②「INPULSIS試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ②INPULSIS試験 INPULSIS試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で、INPU... -
ニンテダニブの臨床試験①「TOMORROW試験」
ニンテダニブ(商品名:オフェブ)は臨床試験の結果をうけて、2015年から特発性肺線維症での使用が可能となりました。 それがTOMORROW試験とINPULSIS試験です。 ①TOMORROW試験 TOMORROW試験は、40歳以上の特発性肺線維症の患者さんを対象とした試験で... -
ピレスパの副作用:光線過敏症の対策
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)の副作用の主なものは、光線過敏症、消化器症状、肝機能障害などが報告されています。 添付文書から引用すると、その頻度は 光線過敏症:52% 食欲不振:23% 胃不快感:14% 嘔気:12% 肝酵素上昇:5%以上 といわれてい... -
ピルフェニドンの臨床試験②「ASCEND試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ②ASCEND試験 ASCEND試験... -
ピルフェニドンの臨床試験①「CAPACITY試験」
ピルフェニドン(商品名:ピレスパ)は、日本では2008年から世界に先駆けて特発性肺線維症での使用が可能となり、その後欧米では2つの臨床試験を経て2014年から使用されるに至りました。 それがCAPACITY試験とASCEND試験です。 ①CAPACITY試験 CAPACITY... -
シェーグレン症候群関連間質性肺炎の治療薬
シェーグレン症候群関連間質性肺炎の治療は、 まだ明確にエビデンスの定まったものは存在しませんので、 あくまで参考程度の情報です。 2020年に欧州リウマチ学会からシェーグレン症候群の治療推奨が報告されました。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/316... -
間質性肺炎の口唇腺生検の陽性率は34%
シェーグレン症候群の診断で重要な検査の一つに 口唇腺生検があります。 膠原病の診断がついていない原因不明の間質性肺炎38例を対象に、 全例に口唇腺生検を施行した研究があり、 結果は、全体の34%で陽性でした。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19... -
シェーグレン症候群の診断基準(指定難病)
シェーグレン症候群は指定難病の一つですが、その診断基準は、 日本では1999年の厚生省研究班の改定診断基準が用いられています(以下)。 1.生検病理組織検査で次のいずれかの陽性所見を認めること A)口唇腺組織でリンパ球浸潤が4mm2当たり1fo...