記事内容– category –
-
間質性肺炎でも特に低肺機能や肥満の患者はCOVID-19の感染に注意が必要
2020年12月にヨーロッパから間質性肺炎患者でCOVID-19に感染した場合のリスクが研究され、Am J Respir Crit Care Medに報告されました。 Drake TM, et al. Outcome of Hospitalization for COVID-19 in Patients with Interstitial Lung Disease. An Inter... -
間質性肺炎は新型コロナの重症化リスク
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクの一つに間質性肺炎があげられていますが、韓国のDPCデータベースに登録された約8000例の新型コロナのデータを用いた研究が報告されました。 Lee H, et al. Interstitial lung disease increases susce... -
特発性肺線維症のCT所見:蜂巣肺とUIPパターン
特発性肺線維症の胸部CTでは、いわゆるUIPパターンを認めることが特徴で、画像的には典型的に以下の図のような所見をとります。 (図. UIPパターン。Raghu G, et al. Am J Respir Crit Care Med 2011より引用掲載) UIPは通常型間質性肺炎やユーアイピー... -
自己抗体の測定結果には注意が必要
間質性肺炎の原因の一つに膠原病がありますが、肺以外の症状がない場合もあり、スクリーニングとして膠原病に伴う自己抗体を測定します。 しかし、どの測定法で行うかがとても重要であり、検査によっては偽陽性、偽陰性の問題があります。今回はその検査に... -
ラインブロットでの自己抗体測定の限界
間質性肺炎の原因の一つに膠原病がありますが、肺以外の症状がない場合もあり、スクリーニングとして膠原病に伴う自己抗体を測定します。 しかし、どの測定法で行うかがとても重要であり、検査によっては偽陽性、偽陰性の問題があります。今回はその検査に... -
cicatricial OPは約40%に認め、急性増悪や肺機能低下と関連しない
瘢痕性器質化肺炎(cicatricial organising pneumonia:ciOP)に関する重要な報告です。 Zaizen Y, et al. Cicatricial organizing pneumonia associated with fibrosing interstitial pneumonia - A clinicopathological study. Histopathology 2021. 背... -
脂肪組織が間質性肺炎に及ぼす悪影響
肥満パラドックスに関してはようやく間質性肺炎の領域でも議論されるようになりましたが、その真偽はまだ議論があります。今年のChest誌に、脂肪組織と間質性肺炎に関する報告です。 Anderson MR, et al. Adiposity and Interstitial Lung Abnormalities i... -
間質性肺炎では低体重ほど予後不良
間質性肺炎とBMI、体重減少の関係を調べた研究がCHEST誌に報告されました。 Comes A, et al. Association of Body Mass Index and Change in Weight with Mortality in Patients with Fibrotic Interstitial Lung Disease. Chest 2021. 目的 間質性肺炎... -
肺病変合併のシェーグレン症候群の予後
シェーグレン症候群に伴う間質性肺炎の予後はどのような報告があるのでしょうか。 シェーグレン症候群と肺病変合併の予後 2013年にはノルウェーから200例を超えるコホートで研究が行われました。 Palm O, et al. Clinical pulmonary involvement in primar... -
シェーグレン症候群に伴う間質性肺炎
シェーグレン症候群は、唾液腺炎や涙腺炎を主体とし、様々な自己抗体の出現を伴う原因不明の自己免疫性疾患です。間質性肺炎は重要な臓器病変の一つであり、間質性肺炎合併のシェーグレン症候群は国の指定難病でも重症に分類されています。 シェーグレン症...