応用編– category –
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過敏性肺炎の長期予後(スペイン)
過敏性肺炎の長期予後については様々な報告があります。 これは2019年にスペインから160例の過敏性肺炎をまとめた研究です。 Ojanguren I, et al. Long-term outcomes in chronic hypersensitivity pneumonitis. Allergy 2019;74:944–52. 観察期間中央値... -
間質性肺炎のうちで過敏性肺炎の占める割合は地域性あり
アメリカにおける保険請求データベースでは、過敏性肺炎の有病率は10万人あたり約2人という結果でした。 しかし、過敏性肺炎は診断基準が定められたばかりの疾患であり(⇒「過敏性肺炎の診断ガイドライン2020」)、さらに抗原曝露の種類や程度は地域によっ... -
過敏性肺炎の有病率と罹患率(アメリカの保険請求データベース)
過敏性肺炎は、微生物、真菌、動物由来のタンパク、無機物などの抗原を繰り返し吸入することで生じる間質性肺炎であり、主にⅢ型、Ⅳ型アレルギーが原因と考えられています。 過敏性肺炎の治療では、その抗原からの回避がとても大切で、抗原が不明なものは予... -
過敏性肺炎は2か所以上の外科的肺生検が診断に有用
過敏性肺炎の診断ガイドラインが2020年に報告されました(⇒「過敏性肺炎の診断ガイドライン2020」)。 間質性肺炎の診断には外科的肺生検を施行することがありますが、 何か所から生検すべきかの議論は残されています。 2008年にMayo Clinicから報告さ... -
UIPパターンを伴う過敏性肺炎と特発性肺線維症のCT所見の比較
特発性肺線維症では胸部CT検査でUIPパターンという特徴的な画像所見を伴います。 しかし、慢性過敏性肺炎(CHP)では画像UIPパターンを呈する一群があり、特発性肺線維症(IPF)といかに画像的に識別するかはとても難しい問題です。 この点に着目した研... -
ANCA関連血管炎に対する低用量ステロイドとリツキシマブ
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎の標準治療の一つに、 高用量ステロイドとシクロホスファミドまたはリツキシマブの併用療法がありますが、 高い寛解率を示す一方で、副作用が多いのが懸念でした。 そこで今回、低用量ステロイドとリツキシマブの併... -
混合性結合組織病の死因:10%が間質性肺炎
特発性肺線維症以外の間質性肺炎においても、進行性に線維化が悪化するフェノタイプが存在することは解説させていただきました。 ⇒⇒⇒間質性肺炎の新たな治療戦略:進行性に線維化が悪化するフェノタイプ 特に膠原病では、間質性肺炎合併は特に予後不良な... -
強皮症の死因:35%が間質性肺炎
特発性肺線維症以外の間質性肺炎においても、進行性に線維化が悪化するフェノタイプが存在することは解説させていただきました。 ⇒⇒⇒間質性肺炎の新たな治療戦略:進行性に線維化が悪化するフェノタイプ 特に膠原病では、間質性肺炎合併は特に予後不良な... -
間質性肺炎合併の肺高血圧症に対する吸入トレプロスチニル
間質性肺炎の合併症の一つに肺高血圧症がありますが、現状ではこの肺高血圧症に対する有効性の確立した治療薬はありません。 しかし、2021年に吸入トレプロスチニルの安全性と有効性を評価した研究結果が報告されました(INCREASE study)。 Waxman A, e... -
IPAF基準を満たす間質性肺疾患のうち、シェーグレン症候群の分類基準を満たすのは40%
IPAF基準を満たす間質性肺疾患のうち、シェーグレン症候群がどの程度潜在性に隠れているかを検討した研究がアルゼンチンから報告されました。 Auteri S, et al. Occult primary Sjögren Syndrome in patients with interstitial pneumonia with autoimmune...