応用編– category –
-
全身性強皮症の臨床経過の多様性
全身性強皮症に伴う間質性疾患(SSc-ILD)のヨーロッパの大規模なコホート研究から、経年的な肺機能の推移を評価し、疾患経過の多様性を述べた大変重要な研究が報告されています。 Hoffmann-Vold A-M, et al. Progressive interstitial lung disease in ... -
IPFに対するリハビリの効果は?
間質性肺炎において、実は肺リハビリテーションのエビデンスは不足しています。 Nolan CM, Polgar O, Schofield SJ, Patel S, Barker RE, Walsh JA, et al. Pulmonary Rehabilitation in Idiopathic Pulmonary Fibrosis and COPD: A Propensity-Matched Re... -
過敏性肺炎でも肺機能の低下は予後不良のサイン
線維化性過敏性肺炎においても1年後の肺機能の低下は予後不良なサインである可能性があります。 Macaluso C, Boccabella C, Kokosi M, Sivarasan N, Kouranos V, George PM, et al. Short-term lung function changes predict mortality in patients with ... -
肺生検が診断や治療戦略に与えるインパクト
間質性肺炎では肺生検がとても重要と考えられていますが、その裏付けとなるとても重要な研究結果が報告されました。 Tomassetti S, et al. Impact of Lung Biopsy Information on Treatment Strategy of Patients with Interstitial Lung Diseases. Ann Am... -
強皮症に伴う間質性肺炎:5年生存率に病理組織間の差はない
全身性強皮症に伴う間質性肺炎(SSc-ILD)の肺病理について、80例の大規模な検討が報告されました。 Bouros D, et al. Histopathologic subsets of fibrosing alveolitis in patients with systemic sclerosis and their relationship to outcome. Am J Re... -
蜂巣肺の有病率と死亡への影響
アメリカの多施設コホート研究から、胸部CT検査で認める蜂巣肺の有病率や死亡との関連が報告されています。 Adegunsoye A, et al. Computed Tomography Honeycombing Identifies a Progressive Fibrotic Phenotype with Increased Mortality across Divers... -
関節リウマチに伴う間質性肺炎、急性増悪の発症リスク因子と予後についての検討
関節リウマチに伴う間質性肺炎において、重要な合併症である急性増悪についてまとめた報告が本邦から2021年に報告されました。 Izuka S, et al. Acute exacerbation of rheumatoid arthritis-associated interstitial lung disease: clinical features and... -
全身性強皮症に伴う間質性肺炎の進行予測:SPARモデル
全身性強皮症に伴う間質性肺炎で、1年後の疾患進行を予測するSPARモデルが提唱されています。 Wu W, et al. Prediction of progression of interstitial lung disease in patients with systemic sclerosis: the SPAR model. Ann Rheum Dis 2018;77:1326–3... -
強皮症に伴う間質性肺炎の予後予測:SADLモデル
全身性強皮症に伴う間質性肺炎において、重要な予後予測モデルであるSADLモデルを紹介します。 Morisset J, Vittinghoff E, Elicker BM, Hu X, Le S, Ryu JH, et al. Mortality Risk Prediction in Scleroderma-Related Interstitial Lung Disease: The SA... -
術後の急性増悪、発症予防にピルフェニドンは有効か(PEOPLE試験)
特発性肺線維症(IPF)の重要な合併症の一つに肺癌があり、早期であれば手術が選択肢となります。しかし、肺の状態が悪い場合には手術が困難であったり、手術ができても術後の急性増悪が懸念です。 日本の第Ⅱ相多施設共同研究として、周術期にピルフェニド...