膠原病に伴う間質性肺疾患– category –
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SSc-ILD EULAR治療レコメンデーション2023年改訂
EULARよりSScの治療レコメンデーションが発表されました(ARDでオンライン出版)。大変重要なレコメンデーションとなりますので、ご紹介します。 SSc各臓器別の治療推奨ステートメントですが、SSc-ILDでは治療フローチャートが掲載されています。■治療フロ... -
【まとめ】抗ARS抗体陽性の間質性肺炎
筋炎関連の間質性肺炎は、その筋炎特異的自己抗体に応じた病態を考えることが重要です。 特に抗ARS抗体は急性、慢性の両方の経過をたどり、初期治療対応や経過中の再燃が問題となる一群です。 抗ARS抗体の種類 8種類の抗ARS抗体 現在、抗ARS抗体には、抗Jo... -
【まとめ】抗MDA5抗体陽性の間質性肺炎
筋炎関連の間質性肺炎は、その筋炎特異的自己抗体に応じた病態を考えることが重要です。 特に抗MDA5抗体は急性の経過をたどり、極めて予後不良な一群であることがわかっています。 抗MDA5抗体陽性の発症:水辺、10月~3月が要注意 筋炎関連の間質性肺疾患... -
シェーグレン症候群に伴う間質性肺炎は指定難病で重症に分類
シェーグレン症候群は指定難病の一つであり、その診断基準は日本では1999年の厚生省研究班の改定診断基準が用いられています。 重症度はESSDAIを用いて判定し、5点以上で重症と判断します。 ESSDAIでは、肺病変があると×5倍の点数(重み(係数)は5)とな... -
シェーグレン症候群の疾患活動性指標
シェーグレン症候群の疾患活動性には、 ESSDAI ESSPRI があります。特にこのESSDAIは指定難病の重症度の判定にも用いられていますので、大変重要な指標です。 ESSDAI ESSDAIは、EULAR Sjogren Syndrome Disease Activity Indixの略語であり、 健康状態 リ... -
膠原病ILDの画像パターンと臨床経過(Rheumatology (Oxford). 2024)
論文のタイトル: Lung imaging patterns in connective tissue disease-associated interstitial lung disease impact prognosis and immunosuppression response著者: Boyang Zheng出版年: 2024ジャーナル: Rheumatology (Oxford)PMID: 38336872 膠原病に... -
血漿プロテオミクスを用いた機械学習(Am J Respir Crit Care Med. 2024)
論文のタイトル: Machine Learning of Plasma Proteomics Classifies Diagnosis of Interstitial Lung Disease著者: Yong Huang, et al出版年: 2024ジャーナル: American Journal of Respiratory and Critical Care MedicinePMID: 38422478 機械学習と血漿... -
non-IPF FILDで6分間歩行距離低下は予後不良因子(Respirology. 2024)
特発性肺線維症以外の間質性肺疾患において、1年後の6分間歩行試験で、歩行距離が前年より24m低下していると予後不良であることが示唆されました。 肺機能やCTだけでなく、経年的な6分間歩行距離の測定も重要です。 引用文献:Zanini U, et al. Use of 6-m... -
AAVにおける肺胞出血の治療効果と患者の特徴に関する国際的なランダム化比較試験(Am J Respir Crit Care Med. 2024)
論文のタイトル: Alveolar Hemorrhage in ANCA-associated Vasculitis: Results of an International, Randomized, Controlled Trial (PEXIVAS)著者: Lynn A Fussner, et al出版年: 2024ジャーナル: American Journal of Respiratory and Critical Care Me... -
実臨床におけるRA-ILDに対する抗線維化薬(Semin Arthritis Rheum. 2024)
論文のタイトル: Effectiveness and tolerability of antifibrotics in rheumatoid arthritis-associated interstitial lung disease著者: Pierre-Antoine Juge, et al出版年: 2024ジャーナル: Seminars in Arthritis and RheumatismPMID: 38056314 米国の...