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強皮症に伴う間質性肺炎の進展リスク:KL-6>1273U/ml
間質性肺炎の検査項目の一つにKL-6があります。この有用性について様々な報告がありますが、全身性強皮症でも有用な検査である可能性が指摘されています。 Kuwana M, et al. Elevated Serum Krebs von den Lungen-6 in Early Disease Predicts Subsequent ... -
ピルフェニドンの有効な一群:SP-D<202ng/ml
特発性肺線維症(IPF)の治療薬の一つにピルフェニドン(商品名:ピレスパ)がありますが、今回ピルフェニドンの有効性を示しうるバイオマーカー(SP-D)が報告されました。 Ikeda K, et al. Serum surfactant protein D as a predictive biomarker for th... -
KL-6と肺機能には負の相関(全身性強皮症)
日本から全身性強皮症の経過を7年追った研究が報告されました。 Utsunomiya A, et al. Clinical course of Japanese patients with early systemic sclerosis: A multicenter, prospective, observational study. Mod Rheumatol 2021;31:162–70. 目的 日... -
KL-6と強皮症に伴う間質性肺炎の進行予測
強皮症に伴う間質性肺炎とKL-6の関係は極めて重要な臨床的な課題です。 Salazar GA, Kuwana M, et al. KL-6 But Not CCL-18 Is a Predictor of Early Progression in Systemic Sclerosis-related Interstitial Lung Disease. J Rheumatol 2018;45:1153–8. ... -
強皮症に伴う間質性肺炎:1年間の治療前後のKL-6の推移
全身性強皮症に伴う間質性肺炎とKL-6の関係は過去の記事でも報告させていただきましたが、治療介入を行った際にKL-6がどのように推移するのでしょうか。 セルセプト(ミコフェノール酸モフェチル; MMF)もしくは経口エンドキサン(cyclophosphamide; C... -
強皮症や混合性結合組織病に伴う間質性肺炎:バイオマーカーとしてのKL-6
全身性強皮症に伴う間質性肺炎で、KL-6が1273 U/mlを超えると間質性肺炎が進行する危険性があることは報告されました。 その他にも、全身性強皮症(Systemic sclerosis; SSc)もしくは混合性結合組織病(Mixed Connective Tissue Disease; MCTD)に伴う間... -
全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類(その1)
昨日の記事で、全身性強皮症に伴う間質性肺炎では、病期分類として重症度が上がるにつれてKL-6の値が上昇することを報告させていただきました。 全身性強皮症に伴う間質性肺炎の病期分類は、2008年に報告されたGohらの基準を用いています。 Goh NSL, et al... -
強皮症に伴う間質性肺炎:KL-6が肺機能の推移を予測(イギリス)
全身性強皮症に伴う間質性肺炎では、初診時のKL-6が1273 U/mlを超えると間質性肺炎が進行する危険性があることは報告されました(⇒「全身性強皮症に伴う間質性肺炎の進展リスク:KL-6>1273U/ml」)。 その他にイギリスからも、全身性強皮症(Systemic s... -
過敏性肺炎:トリ関連は冬に、住居関連は夏にKL-6が上昇する
間質性肺炎ではKL-6を測定し、様々な判断に使用しています。 過敏性肺炎において季節性にKL-6が変動するかどうかに関して、2014年に日本からの研究結果が報告されました。 このようなKL-6の季節性の動きが、過敏性肺炎の診断の助けになるかもしれません。 ... -
急性増悪時に行う血液検査と気管支鏡検査
急性増悪の時の血液検査では、CRPやLDHの上昇だけでなく、KL-6、SP-D、SP-Aなどの上昇を認めることが多いとされています。その他には、 プロカルシトニン(PCT) β-D-グルカン サイトメガロ抗原血症、サイトメガロウイルス抗体 BNPやNT-proBNP D-ダイマー ...
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