肺がん– category –
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末梢肺がん病変に対する経気管支クライオアブレーション(Thorax. 2024)
論文のタイトル: Transbronchial cryoablation in peripheral lung parenchyma with a novel thin cryoprobe and initial clinical testing著者: Chuanjia Gu, et al出版年: 2024ジャーナル: ThoraxPMID: 38242710 手術施行困難な末梢肺がん病変に対する経... -
非小細胞肺がんに対する一次治療オシメルチニブによる薬剤性肺障害
進行した非小細胞肺がんの治療の際、EGFR遺伝子変異が陽性であれば、初回治療にオシメルチニブ(商品名:タグリッソ)が選択されることがあります。 今回、日本の多施設コホート研究から、オシメルチニブによる薬剤性肺障害に関する研究結果が報告されまし... -
IPF合併肺がんのニンテダニブ+化学療法(J-SONIC)
特発性肺線維症(IPF)患者の重要な合併症に肺癌がありますが、間質性肺炎があると使用可能な抗がん剤の種類も限られます。さらにニンテダニブの併用による効果も期待されており、今回日本の多施設研究から、最新のIPF合併肺癌の治療に関する知見が報告さ... -
肺がんの発症と膠原病に伴う間質性肺疾患
間質性肺炎の重要な合併症の一つに肺がんがありますが、実は膠原病に伴う間質性肺疾患における肺がんの合併に関してはあまり知られていません。 今回、日本から膠原病に伴う間質性肺疾患と肺がんの合併に関してまとめた研究が報告されました。 Watanabe ... -
間質性肺炎では肺癌の発症率はどの程度か。
間質性肺炎の合併症で特に重要なものに急性増悪がありますが、もう一つ気を付けるべき合併症に肺癌があります。米国から間質性肺炎の患者における肺癌の発生率や臨床的特徴をまとめた研究が報告されています。 Yoon JH, et al. Characteristics of lung ca... -
がん治療薬の免疫チェックポイント阻害薬を自己免疫性疾患に用いた際の安全性
肺がんのみならずがん治療は目まぐるしい進歩を遂げています。その中で免疫チェックポイント阻害薬は革新的な治療薬ですが、自己免疫性疾患がある場合や免疫関連の有害事象が問題となります。 自己免疫性疾患を有する患者に対する免疫チェックポイント阻害... -
日本初のがん悪液質に対する薬剤:エドルミズ
日本初の「がん悪液質」に対する内服薬であるアナモレリン塩酸塩錠(商品名:エドルミズ)が発売されました。 非小細胞肺癌に伴うがん悪液質患者を対象にした臨床試験(ONO-7673-04試験)では、 LBM(除脂肪体重)の12週間の平均変化量は、 エドルミズ群... -
肺腺癌の遺伝子異常の発現率(日本人)
今日は間質性肺炎、ではなく肺腺癌の遺伝子異常についての報告です。 Saito M, et al. Gene aberrations for precision medicine against lung adenocarcinoma. Cancer Sci 2016;107:713–20. 肺癌の中で最も頻度の高い組織型である肺腺癌は、EGFR遺伝子... -
間質性肺炎合併の肺がん、術後の急性増悪の予測スコア
間質性肺炎の重要な合併症の一つに肺がんがあります。肺がんの治療では早期であれば手術が選択肢となりますが、間質性肺炎がある場合には手術自体が施行困難であったり、術後の急性増悪が問題となります。 間質性肺炎合併肺がんの術後の急性増悪を調べた研... -
小細胞肺癌の抗がん剤治療をどのラインまで行っているか
今日は小細胞肺癌に関しての報告です。 肺癌には大きく小細胞肺癌と非小細胞肺癌がありますが、特に小細胞肺癌では治療効果も限定的で、再発も多く、予後が不良であることがわかっています。 この小細胞肺癌、特に抗がん剤治療を行った進展型小細胞肺癌...
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