その他の病気– category –
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末梢肺がん病変に対する経気管支クライオアブレーション(Thorax. 2024)
論文のタイトル: Transbronchial cryoablation in peripheral lung parenchyma with a novel thin cryoprobe and initial clinical testing著者: Chuanjia Gu, et al出版年: 2024ジャーナル: ThoraxPMID: 38242710 手術施行困難な末梢肺がん病変に対する経... -
COVID-19後の再入院率(Ann Am Thorac Soc. 2023)
論文のタイトル: Risk of 30-Day All-Cause Readmission in Interstitial Lung Disease Patients after COVID-19: National-Level Data著者: Ali Vaeli Zadeh 1, et al.出版年: 2023ジャーナル: Annals of the American Thoracic SocietyPMID: 38134434 米... -
肺胞蛋白症の疫学データ2023(日本の難病データベース)
肺胞蛋白症はサーファクタントの生成又は分解過程障害により、肺胞腔内にサーファクタント由来物質である好酸性の顆粒状の蛋白様物質が異常に貯留する疾患であり、日本の指定難病に登録されています。今回、この肺胞蛋白症の日本の疫学データが報告されま... -
非小細胞肺がんに対する一次治療オシメルチニブによる薬剤性肺障害
進行した非小細胞肺がんの治療の際、EGFR遺伝子変異が陽性であれば、初回治療にオシメルチニブ(商品名:タグリッソ)が選択されることがあります。 今回、日本の多施設コホート研究から、オシメルチニブによる薬剤性肺障害に関する研究結果が報告されまし... -
タバコ曝露歴のある有症状患者への吸入薬
呼吸機能が保たれている患者には、たとえ喫煙歴や症状があっても吸入治療(インダカテロール+グリコピロニウム)での健康関連QoL改善は期待しにくい結果でした。 Han MK, Ye W, Wang D, White E, Arjomandi M, Barjaktarevic IZ, et al. Bronchodilator... -
日本人のPRISmと死亡やAFL発症リスク
一秒量と努力肺活量は低下するが比率は正常(COPDの基準は満たさない)なpreserved ratio impaired spirometry(PRISm)に関して、日本から地域住民を対象としたとても重要な大規模コホート研究がAJRCCMに報告されました。 Washio Y, Sakata S, Fukuyama S... -
CO2貯留を伴うCOPDに対するHFNC
二酸化炭素が貯留したCOPD患者に対する高流量鼻カニュラ酸素療法の有効性が明らかとなった研究で、日本からの2022年に報告されたとても重要な論文です。 Nagata K, Horie T, Chohnabayashi N, Jinta T, Tsugitomi R, Shiraki A, et al. Home High-Flow Nas... -
ランゲルハンス細胞組織球症の長期予後(フランス)
肺のランゲルハンス細胞組織球症に関するフランスからの報告です。10年生存率は93%と大変良好な成績であることを報告しています。 Benattia A, Bugnet E, Walter-Petrich A, de Margerie-Mellon C, Meignin V, Seguin-Givelet A, et al. Long-term Outco... -
PM2.5の死亡への影響
環境中の微小粒子状物質(PM2.5-10)と死亡率との関連を全世界で調査した研究結果が報告されています。 Liu C, Cai J, Chen R, Sera F, Guo Y, Tong S, et al. Coarse Particulate Air Pollution and Daily Mortality: A Global Study in 205 Cities. Am J... -
IPF合併肺がんのニンテダニブ+化学療法(J-SONIC)
特発性肺線維症(IPF)患者の重要な合併症に肺癌がありますが、間質性肺炎があると使用可能な抗がん剤の種類も限られます。さらにニンテダニブの併用による効果も期待されており、今回日本の多施設研究から、最新のIPF合併肺癌の治療に関する知見が報告さ...