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第12回 間質性肺炎/肺線維症 患者勉強会 のご案内
間質性肺炎は様々な疾患を含んでおり、その診断や治療は複雑であり、またどのように日常生活を送ればよいかなど情報が得にくい疾患です。 今回、間質性肺炎・肺線維症の患者さんやサポーターの方を対象に、第12回間質性肺炎/肺線維症患者勉強会が開催され... -
重症喘息に対するdepemokimab(SWIFT-1試験、SWIFT-2試験)
喘息で最も重要な治療は吸入ステロイドですが、吸入薬などの治療を行っても良好なコントロールを得ることが難しい喘息があります。その際に選択肢となるのが生物学的製剤です。 現在、生物学的製剤には以下の5種類が使用されています。 抗IgE抗体:オマリ... -
間質性肺疾患に合併する非結核性抗酸菌症(J Infect Chemother. 2024)
間質性肺疾患の重要な合併症の一つが非結核性抗酸菌症です。特に免疫抑制剤や生物学的製剤の使用に際し、注意して観察する必要があります。この非結核性抗酸菌症に関して、合併頻度と臨床的特徴に関してまとめた研究結果が日本から報告されました。 本研究... -
急性増悪の予測モデル(Ann Am Thorac Soc. 2024)
間質性肺疾患の重要な合併症に急性増悪があります。急性増悪は、間質性肺炎の経過中に、急激な呼吸状態の悪化を示し、短期間で死亡に至る可能性がある病態です。 急性増悪に関してはこちらの記事もご覧ください。 急性増悪がどのような患者に起こすのか、... -
大気汚染とILDs(Tuberc Respir Dis (Seoul). 2024)
韓国のSong先生らのグループから、大気汚染と間質性肺疾患(ILDs)に関するレビューが報告されました。大気汚染がILDsに与える影響やメカニズム、どのような介入が必要なのかなど、大変重要なポイントですので、紹介します。 引用文献:Jo YS, Song JW. Ai... -
equivocal ILAの有病率とFVC低下(Ann Am Thorac Soc. 2024)
ILAは偶発的に見つかった肺の間質性陰影ですが、基準は5%以上の範囲で認めることが定められています。今回のこの5%にも満たないさらにわずかな陰影(equivocal ILA)を解析した研究が日本から報告されました。equivocal ILAは、非ILA群に比べFVC低下の傾向... -
家族性肺線維症の親族の間質性肺炎の進行リスク(Am J Respir Crit Care Med. 2024)
間質性肺炎の病歴において、家族の方が間質性肺炎を指摘されているかどうか、いわゆる家族歴の有無は大変重要な問診です。今回、この家族歴のある間質性肺疾患の家族にHRCTを用いたスクリーニングを実施し、肺の影の評価を行った研究結果が報告されました... -
IPFに対するdeupirfenidone(ELEVATE IPF trial, Phase2b)
デュピルフェニドン(deupirfenidone , LYT-100)のPhase2b試験(ELEVATE IPF trial)の結果が公表されました。 PureTech’s Deupirfenidone (LYT-100) Slowed Lung Function Decline in People with Idiopathic Pulmonary Fibrosis (IPF) as Measured by Fo... -
市販後データからわかるニンテダニブの副作用(Adv Ther. 2024)
間質性肺炎の治療薬の一つにニンテダニブがありますが、日本では使用されて約9年が経過しました。現在、ニンテダニブは特発性肺線維症、進行性線維化を伴う間質性肺疾患、漸新世強皮症に伴う間質性肺疾患に適応とされています。 今回、ニンテダニブの市販... -
間質性肺炎のBALと画像所見の関係(Chest. 2024)
間質性肺炎の精査の一つにBAL(気管支肺胞洗浄)があります。気管支鏡で行う検査の一つであり、肺にどのような細胞が存在するかを調べるための検査です。 ★間質性肺炎の検査に関する概要はこちらの記事もご覧ください。 今回、間質性肺炎のBAL細胞解析と画...