基礎編– category –
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関節リウマチの気道病変(2012年)
関節リウマチの病因に気道病変は非常に重要な意味がありますが、これに関する大変重要な報告が2012年にArthritis Rheumに報告されています。Demoruelle MK, Weisman MH, Simonian PL, Lynch DA, Sachs PB, Pedraza IF, et al. Brief report: airways abnor... -
TBLCとSLBの一致率(AJRCCM2023 カナダ)
経気管支凍結肺生検(クライオバイオプシー)は、気管支鏡で肺を凍結させて生検する検査方法です。2022年の最新の国際ガイドラインでもこのクライオバイオプシーの有用性に言及があります。しかし、外科的肺生検との一致率を検討した前向き研究はこれまで... -
肺胞蛋白症の疫学データ2023(日本の難病データベース)
肺胞蛋白症はサーファクタントの生成又は分解過程障害により、肺胞腔内にサーファクタント由来物質である好酸性の顆粒状の蛋白様物質が異常に貯留する疾患であり、日本の指定難病に登録されています。今回、この肺胞蛋白症の日本の疫学データが報告されま... -
ANCA関連血管炎診療ガイドライン2023が発刊されました。
ANCA関連血管炎は全身の小血管を主座とする病気の総称です。ANCA関連血管炎に関しては以下の記事をご覧ください。 ANCA関連血管炎診療ガイドライン2023が今年4月に発刊されました。6年ぶりの改定となります。ぜひ一度ご確認下さい。 ANCA関連血管炎診療ガ... -
経気管支肺凍結生検(COLDICE試験)
気管支鏡での肺生検は昔から行われていますが、採取できる組織の大きさが問題でした。最近ではより大きな組織が採取可能なクライオバイオプシー(TBLC、経気管支肺凍結生検)が行われるようになり、少しずつその有用性と限界が明らかとなっています。このT... -
アバコパン ADVOCATE試験(日本人のサブグループ解析)
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎に分類される顕微鏡的多発血管炎(MPA)、多発血管炎性肉芽腫症(GPA)に対し、C5a受容体拮抗作用が期待されるアバコパンですが、ADVOCATE試験の日本人のサブグループ解析が報告されました。Harigai M, Kaname S, Tam... -
関節リウマチの気道病変(1998年の報告)
関節リウマチ患者において、肺病変は大きく間質性肺疾患と気道病変に分類されます。1998年の報告ですが、関節リウマチ患者の気道病変を肺機能検査と胸部CT検査で評価した研究結果が報告されています。 Perez T, Remy-Jardin M, Cortet B. Airways involvem... -
PPF: an expert group consensus statement(2022ERJ)
間質性肺炎では、治療にも関わらず線維化が進行していく一群が存在し、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)やPPFとして知られています。 今回、このPPFに関して大変重要なreviewがEur Respir Jから報告されました。 Rajan SK, Cottin V, Dhar R, Dan... -
日本人のニンテダニブ市販後調査(中間解析結果)
日本人を対象としたニンテダニブ(商品名:オフェブ)の市販後調査の中間解析結果が報告されました。 Ogura T, et al. Real-World Safety and Tolerability of Nintedanib in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Interim Report of a Post-Mark... -
シェーグレン症候群の分類基準(2016ACR/EULAR)
2016年、ACR(米国リウマチ学会)とEULAR(欧州リウマチ学会)の合同委員会により、シェーグレン症候群の新たな分類基準が報告されました。 Shiboski CH, et al. 2016 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Classificatio...